「今年は絶対にシーズン怪我なく戦い抜くことを最低限の目標としてやりたいなと思います」。
ロッテ高卒3年目の中森俊介は、シーズン通して“一軍”で戦うことを誓った。
昨年はファームで開幕先発ローテーションに入り、初登板からの3試合で16イニングを投げ、防御率0.56と抜群の安定感を誇ったが、4月9日の楽天二軍戦を最後に約5カ月近く登板なし。シーズン最終盤に復帰し、ファームで防御率0.90をマークしたものの、登板試合数はわずか6試合の登板に終わり、一軍登板もなく2年目のシーズンを終えた。
「去年怪我で投げられなかったので、まずは体のフィジカルの部分でもう一度作り直すというところと、あまり去年はウエイトトレーニングとか重量を扱うことが去年のオフシーズンはできていなかったので、そこもプラスして今年は取り組んできました」。
故障で離脱していた時期も長かったことを反省し、自分の体を見つめ直した。振り返れば1年目の秋に取材した時に「特に高校の時と違って、ウエイトの頻度が増えたのかなと思います」と話していた中で、昨年はウエイトトレーニングを少なくした理由は何かあったのだろうかーー。
「少なくした理由は特にはないのですが、石川さんと自主トレを一緒にやらせてもらう中で、体幹の意識だったり、そちらをメインでやっていたのでウエイトトレーニングをやっていなかったというのはあります」。
春季キャンプが始まってからは、石垣島春季キャンプ中に行われた2月11日の楽天モンキーズとの国際交流試合に登板し、1回を無失点に抑えると、2月14日以降の沖縄遠征にも帯同。昨季は先発で投げることが多かったが、練習試合、オープン戦ではリリーフで投げた。
「調整の仕方だったり、先発だったら投げて大体中6日で調整のルーティンがあったと思うんですけど、今年中継ぎを初めてやるので、全然違うなと思いました」と、先発とリリーフの違いを感じている。
練習試合から全て1イニングを投げ、オープン戦では8回、9回といった試合終盤で投げた。「チームの勝ちに繋げられるピッチングができれば、そのポジションで投げたいと思いますし、まずは一軍の試合で投げたいなと思います」と、シーズンに入ってから勝ちパターンで投げたいという思いを持っている。
マリーンズでは二木康太、種市篤暉、佐々木朗希などが、“高卒3年目”に一軍でブレイクした。彼らに続く活躍が期待される中で、中森は「(先輩たちに)続いていくぞというよりかは、自分のパフォーマンスをしっかり準備して出していきたい」と、目の前の試合で結果を残すことに集中していく。
「いい日も悪い日もあると思うんですけど、最終的にシーズンが終わった時に充実した1年間を過ごせたらなと思えるような1年にしたい」。まもなく3年目のシーズンが始まる。
取材・文=岩下雄太
ロッテ高卒3年目の中森俊介は、シーズン通して“一軍”で戦うことを誓った。
昨年はファームで開幕先発ローテーションに入り、初登板からの3試合で16イニングを投げ、防御率0.56と抜群の安定感を誇ったが、4月9日の楽天二軍戦を最後に約5カ月近く登板なし。シーズン最終盤に復帰し、ファームで防御率0.90をマークしたものの、登板試合数はわずか6試合の登板に終わり、一軍登板もなく2年目のシーズンを終えた。
「去年怪我で投げられなかったので、まずは体のフィジカルの部分でもう一度作り直すというところと、あまり去年はウエイトトレーニングとか重量を扱うことが去年のオフシーズンはできていなかったので、そこもプラスして今年は取り組んできました」。
故障で離脱していた時期も長かったことを反省し、自分の体を見つめ直した。振り返れば1年目の秋に取材した時に「特に高校の時と違って、ウエイトの頻度が増えたのかなと思います」と話していた中で、昨年はウエイトトレーニングを少なくした理由は何かあったのだろうかーー。
「少なくした理由は特にはないのですが、石川さんと自主トレを一緒にやらせてもらう中で、体幹の意識だったり、そちらをメインでやっていたのでウエイトトレーニングをやっていなかったというのはあります」。
春季キャンプが始まってからは、石垣島春季キャンプ中に行われた2月11日の楽天モンキーズとの国際交流試合に登板し、1回を無失点に抑えると、2月14日以降の沖縄遠征にも帯同。昨季は先発で投げることが多かったが、練習試合、オープン戦ではリリーフで投げた。
「調整の仕方だったり、先発だったら投げて大体中6日で調整のルーティンがあったと思うんですけど、今年中継ぎを初めてやるので、全然違うなと思いました」と、先発とリリーフの違いを感じている。
練習試合から全て1イニングを投げ、オープン戦では8回、9回といった試合終盤で投げた。「チームの勝ちに繋げられるピッチングができれば、そのポジションで投げたいと思いますし、まずは一軍の試合で投げたいなと思います」と、シーズンに入ってから勝ちパターンで投げたいという思いを持っている。
マリーンズでは二木康太、種市篤暉、佐々木朗希などが、“高卒3年目”に一軍でブレイクした。彼らに続く活躍が期待される中で、中森は「(先輩たちに)続いていくぞというよりかは、自分のパフォーマンスをしっかり準備して出していきたい」と、目の前の試合で結果を残すことに集中していく。
「いい日も悪い日もあると思うんですけど、最終的にシーズンが終わった時に充実した1年間を過ごせたらなと思えるような1年にしたい」。まもなく3年目のシーズンが始まる。
取材・文=岩下雄太