2023.05.18 18:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 5 | 終了 | 1 | オリックス・バファローズ |
ZOZOマリン |
○ ロッテ 7 - 3 オリックス ●
<7回戦・ZOZOマリン>
プロ入り8年目で初めて4番で出場したロッテの茶谷健太は17日のオリックス戦、2安打2打点と“4番の勝負強さ”を見せ勝利に貢献した。
茶谷は0-0の4回無死一、三塁の第2打席、オリックス先発・田嶋大樹が2ボール2ストライクから投じたチェンジアップを弾き返し、先制の適時打を放つと、2-0の5回の第3打席には田嶋が1ボール1ストライクから投じた3球目のインコース高めのストレートを引っ張り、三塁ベースに直撃する適時二塁打。
ファームでも昨季、4番で12試合に出場して、打率.386(44-17)、14打点の成績を残したが、一軍の舞台でも“4番打者”としての仕事を果たした。
茶谷は今季、自身初となる開幕一軍スタートを切ったが、開幕してからは試合に出場したり、しなかったりということが多かった。与えられた出場機会でしっかりとバットでアピールすると、徐々にスタメンでの出場機会が増えていき、5月5日のソフトバンク戦から3試合連続マルチ安打をマークするなど現在10試合連続安打中、5月の月間打率は驚異の.483だ。
打撃の調子について4月9日の取材で「よくはないですけど、悪くはないかなというところです」と話していたが、現在は「悪くはないと思っていて、ただラッキーなヒットが結構多い。それまでもヒットが出て、調子がいいですね」とのこと。
特にインコースの対応が非常に良い。「インコースのボールが増えている感じがあるので、そこを頭に入れながら打席に入っています」。13日の日本ハム戦で、0-0の2回一死走者なしで1ボールから加藤貴之が投じた2球目のインコース129キロカットボールを肘をたたんでレフト前への安打は見事だった。
インコースの対応だけでなく、「(体を)開かずに常にセンター方向を中心に意識しています」と、5月11日の西武戦では平良海馬から外角の球を逆らわずにライト前に2安打と、アウトコースへの対応もできている。
打撃の状態が悪くなった時に体が開き気味になる傾向を自身で理解し、それを克服するために安打が出なかった昨年8月、打撃練習でセンター方向を意識したことで、9月の復調に繋げた。今年に入ってからも2月の練習試合から調子を一時的に落とすことはあったが、状態の悪い期間が短い。意識しなくても、試合で自然と体が開かなくなってきたのか、また体の中に染み込んできたのだろうかーー。
「今のところは少しずつではありますけど、できているなと感じます」。
それに加えて、一軍での試合に慣れたということも関係しているのだろうかーー。
「慣れとかはないですけど、どこのポジションで出るかわからない状況なので、どこで出ても出られるようにと準備はしています」。
試合に出たり出なかったりというところから、ここ最近は5試合連続でスタメン出場中。「今は試合に出させていただいているので、その中でしっかりアピールできるように」と意気込む。
「チームに貢献できるじゃないですけど、どこのポジションでも出させていただいたところで、しっかり結果を残せるように、頑張れるような選手になりたいと思います」。育成選手時代から結果を残すことで、居場所を掴んできた茶谷。入団時背番号3桁を背負っていた男は今、マリーンズ打線に欠かせない存在になっている。
取材・文=岩下雄太
<7回戦・ZOZOマリン>
プロ入り8年目で初めて4番で出場したロッテの茶谷健太は17日のオリックス戦、2安打2打点と“4番の勝負強さ”を見せ勝利に貢献した。
茶谷は0-0の4回無死一、三塁の第2打席、オリックス先発・田嶋大樹が2ボール2ストライクから投じたチェンジアップを弾き返し、先制の適時打を放つと、2-0の5回の第3打席には田嶋が1ボール1ストライクから投じた3球目のインコース高めのストレートを引っ張り、三塁ベースに直撃する適時二塁打。
ファームでも昨季、4番で12試合に出場して、打率.386(44-17)、14打点の成績を残したが、一軍の舞台でも“4番打者”としての仕事を果たした。
10試合連続安打中
茶谷は今季、自身初となる開幕一軍スタートを切ったが、開幕してからは試合に出場したり、しなかったりということが多かった。与えられた出場機会でしっかりとバットでアピールすると、徐々にスタメンでの出場機会が増えていき、5月5日のソフトバンク戦から3試合連続マルチ安打をマークするなど現在10試合連続安打中、5月の月間打率は驚異の.483だ。
打撃の調子について4月9日の取材で「よくはないですけど、悪くはないかなというところです」と話していたが、現在は「悪くはないと思っていて、ただラッキーなヒットが結構多い。それまでもヒットが出て、調子がいいですね」とのこと。
特にインコースの対応が非常に良い。「インコースのボールが増えている感じがあるので、そこを頭に入れながら打席に入っています」。13日の日本ハム戦で、0-0の2回一死走者なしで1ボールから加藤貴之が投じた2球目のインコース129キロカットボールを肘をたたんでレフト前への安打は見事だった。
インコースの対応だけでなく、「(体を)開かずに常にセンター方向を中心に意識しています」と、5月11日の西武戦では平良海馬から外角の球を逆らわずにライト前に2安打と、アウトコースへの対応もできている。
打撃の状態が悪くなった時に体が開き気味になる傾向を自身で理解し、それを克服するために安打が出なかった昨年8月、打撃練習でセンター方向を意識したことで、9月の復調に繋げた。今年に入ってからも2月の練習試合から調子を一時的に落とすことはあったが、状態の悪い期間が短い。意識しなくても、試合で自然と体が開かなくなってきたのか、また体の中に染み込んできたのだろうかーー。
「今のところは少しずつではありますけど、できているなと感じます」。
それに加えて、一軍での試合に慣れたということも関係しているのだろうかーー。
「慣れとかはないですけど、どこのポジションで出るかわからない状況なので、どこで出ても出られるようにと準備はしています」。
試合に出たり出なかったりというところから、ここ最近は5試合連続でスタメン出場中。「今は試合に出させていただいているので、その中でしっかりアピールできるように」と意気込む。
「チームに貢献できるじゃないですけど、どこのポジションでも出させていただいたところで、しっかり結果を残せるように、頑張れるような選手になりたいと思います」。育成選手時代から結果を残すことで、居場所を掴んできた茶谷。入団時背番号3桁を背負っていた男は今、マリーンズ打線に欠かせない存在になっている。
取材・文=岩下雄太