2023.05.18 13:00 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 6 | 終了 | 2 | 埼玉西武ライオンズ |
エスコンF |
「バランス良く投げれるようになった」
日本ハムは18日、本拠地エスコンフィールドでの西武戦に6-2で勝利。先発の伊藤大海が7回2失点の好投で、新本拠地・エスコンフィールド北海道で初勝利(2勝3敗)を挙げた。
序盤は、威力のあるストレートを中心に西武打線を圧倒。4回には4番・マキノン、5番・鈴木将平、6番・佐藤龍世に対し三者連続三振を奪う投球を見せる。5回には3安打を浴び、満塁のピンチを招くも、3番・外崎修汰を空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。6回には、7番・愛斗に中前適時打、7回にはマキノンに同点適時打を許すも、その裏の攻撃で谷内亮太が勝ち越しの適時打を放ち、伊藤に勝ち投手の権利をプレゼント。終わってみれば、7回を投げ117球、8安打、失点2と粘投を見せ、今季2勝目をマークした。
開幕前に参戦したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、リリーフの一角として侍ジャパンの優勝に貢献していた伊藤。レギュラーシーズン開幕後は先発ローテの柱として期待されながら自身3連敗でピリっとしなかったが、5月は3試合に先発し2勝0敗、防御率1.29と状態も上向きなようだ。
この試合の伊藤の投球について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の大矢明彦氏は「やっと本来の投球ができてきて、バランス良く投げれるようになった。開幕直後はかなり目一杯投げていることが多かった。この試合では、先発投手らしく投げれていた」と高評価。
また、同番組に出演した解説者の笘篠賢治氏は「開幕直後は、WBCでの活躍により、燃え尽き症候群のような感じになって、難しいところがあったと思う。やっと本来の躍動感が出てきたと思うし、両コーナーにしっかりと投げ分ける確率が上がってくれば、これからもっと勝利を積み上げられると思う」と本来の伊藤の姿に戻ってきたと太鼓判。
この勝利で、日本ハムは4位・西武に0.5ゲーム差と肉薄。チーム一丸となって新庄野球を体現し、着実に上位チームに接近している。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』