2023.05.20 14:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 1 | 終了 | 6 | 千葉ロッテマリーンズ |
楽天モバイル |
「無理をしていない打撃」
ロッテは20日、敵地での楽天戦に6-1で勝利。「1番・池田来翔」と「2番・友杉篤輝」の若手コンビがそれぞれ活躍し、勝利に貢献した。
「1番・一塁」でスタメン出場した池田は初回、いきなり初球を捉えて左前安打とすると、0-0で迎えた3回は二死三塁のチャンスで再びレフトに弾き返して先制の適時打。その後も2安打を放ち、5打数4安打の大暴れを見せた。
また、「2番・遊撃」でスタメン出場の友杉は、6回に一挙4点の猛攻を呼び込む犠打を決めると、7回には目の前で二塁打を放った池田を還すダメ押しの適時二塁打。若き1・2番コンビの活躍もあり、ロッテは引き分けを挟んで4連勝。首位をがっちりキープしている。
20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、チームに勢いを呼び込んだ池田と友杉の躍動が話題に。
解説者の江本孟紀氏は「この2人は“無理をしない打撃”ができている。バットを振り回すのではなく、シャープにスイングすることができている」と両者の打撃スタイルについて言及。
そのうえで「1・2番が調子が良いと、全体にも良い影響がでてくる」と打線にスイッチを入れる若きコンビの大きさを強調した。
また、同じく番組に出演した解説者の谷繁元信氏も、4安打を放った池田について「打つ態勢がしっかりとできているので、ストライクゾーンを積極的に振りに行くことができている。ベンチにいる時から相手投手を観察して、タイミングを計って準備をしている」と積極的な打撃の要因を分析。
さらに「体も大きいですし、しっかりスイングができていますね。シーズン中にこのようなバッターが出てきてくれるというのは、良い傾向にあると思う」と続け、ここに来て日に日に存在感を高めている2年目・23歳に注目した。
選手の特徴を把握し、適材適所の起用法が功を奏している吉井ロッテ。勢いのままに頂点まで駆け上がることができるか、パ・リーグの大きな見どころとなりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』