◆ ビシエドにも待望の一発「彼が中心にならないと」
中日が広島相手に今季ビジターで初となるカード勝ち越しを決め、借金を13に減らした。先発登板した柳裕也が待望の今季初勝利を挙げ、打ってはダヤン・ビシエドが初本塁打と、最下位に沈むチームに明るい兆しが見えてきた。
8試合目にしてようやく片目が開いた柳について、25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「苦しかったと思いますよ。いいピッチングしながらも勝ちが付かない。今日も6回まででしたけれども、かなり球数も多くて、慎重に慎重に投げていた感じでしたよね。立浪監督も早めの継投で、とにかく勝ちを付けてあげたいという。これで乗っていけると思います」とこれからの活躍に太鼓判。
同じく番組に出演した解説者の五十嵐亮太氏も「とにかく勝ちが付いたというところが、本人にとって一番だと思う」とし、「先制してもらって点数を取ってもらったところで、彼も安心というか、余裕を持って投球できたのではないのかなと思います。こういう展開だと、彼の持ち味もどんどん出てくるので、今後も彼が投げやすいような展開を中日は作っていきたいですね」と、5回に5点を先制した打線の援護についても語った。
遅ればせながらビシエドにも1号が飛び出し、館山氏は「彼がチームの中心にならないと浮上はなかなかないのかなと思うので、これをキッカケに上がっていって欲しいですよね」と期待。投打の軸に笑顔が戻った竜の反撃に注目だ。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
