○ 楽天 4 － 1 阪神 ●
＜1回戦・楽天モバイル＞

　阪神は楽天に逆転負けを喫し、連勝は「2」でストップ。残る貯金は「17」となった。

　阪神打線は初回、一死から2番・中野が右翼への三塁打でチャンスメイクし、4番・大山が4試合連続打点となる中前適時打を放ち先制。しかし、2回以降は楽天先発・則本から追加点を奪えずゼロ行進が続いた。

　自身3連勝中の先発・村上は2回、二死満塁で9番・太田に2点適時打を左前へ運ばれ逆転を許した。4回にも太田に適時二塁打を浴び3失点目。8回は代打・辰己に中越えソロを浴び、自己最多116球の力投も実らず8回7安打4失点で2敗目（5勝）を喫した。

　阪神は前夜、本拠地・甲子園でのロッテ戦が今季最長の5時間7分ゲームとなり、延長12回の末7－7の引き分け。移動日試合となったこの日は疲れが影響してか、攻撃陣は2回以降、無得点に終わった。

　村上は今季初黒星を喫した5月9日のヤクルト戦（甲子園）以来、約1ヵ月ぶりの黒星。それでも8回をひとりで投げ抜き、9連戦中でしかも前夜のドローで8投手をつぎ込んだチームにとっては、価値のある“完投負け”となった。