○ 日本ハム 4 － 0 阪神 ●
＜1回戦・エスコンF＞

　完封勝利の日本ハムは連敗を「3」でストップ。昨年10月の交換トレードで阪神から日本ハムへ移籍した江越大賀外野手（30）が、古巣相手に躍動した。

　江越は「1番・中堅」でフル出場。4回の第3打席に阪神2番手・西純から第4号の右越えソロを放ち、チームに貴重な追加点をもたらした。中堅守備でも好守を連発。日本ハムファンだけではなく、三塁側を黄色く染めた阪神ファンも沸かせた。

　日本ハムは2回、9番・伏見の左前2点適時打で先制すると、3回は6番・マルティネスが適時二塁打を右翼線へ運び3点目。投げては先発・鈴木が6回4安打無失点でリーグトップタイの6勝目（2敗）を挙げ、完封リレーで連敗を止めた。

　江越は試合後、殊勲打の伏見、6勝目を挙げた鈴木とともにお立ち台に上がり、「僕自身、すごく楽しみにしていた試合だったので。まさかヒーローになれると思っていなかったので、すごくうれしいです」と笑顔。4号アーチについては「びっくりしました。手応えは良かったんですけど、打球が低かったのでライト前かなと思ってたんですけど、行っちゃいました」と上機嫌に振り返った。

「これをきっかけに、明日からもチームに貢献できればいいかなと思います」と背番号37。明日以降の意気込みを問われると「タイガースファンの皆さん、明日も勝たせてください。よろしくお願いします」と答え、観客の笑いを誘った。