● 日本ハム 2 － 3 楽天 ○
＜15回戦・エスコンF＞

　楽天は球団記録の11連勝を達成した昨年以来の8連勝。7月4日の時点で最大13あった借金は、一気に5つまで減少した。

　楽天打線は1点を追う6回、6番・伊藤裕が二死無走者の場面で会心の同点弾。3月30日の開幕戦で“エスコン1号”を放った日本ハム先発・加藤貴から、またしても豪快アーチを左翼席中段へ叩き込んだ。

　同点の9回は代打・鈴木大の右翼線二塁打などで二死一、三塁とし、2番・小深田が決勝点となる適時打を中前へ弾き返した。1番・村林は3安打含む4出塁で2盗塁。小深田は2安打1打点含む3出塁。この日も好調な1・2番コンビが打線を牽引した。

　先発の岸は5回7安打2失点で降板。初回だけで34球を要するなど、初登板となった新球場で制球に苦しんだ。それでも救援陣は、6回から内、渡辺翔、酒居、松井裕が1イニングずつ無失点。酒居は2勝目（2敗）、9回に無死一、二塁の大ピンチを無失点で凌いだ松井裕は、リーグトップに1差に迫る21セーブ目（1勝2敗）をマークした。