◆ ドラ1コンビの活躍で竜に大勝
西純矢が投打で躍動を見せれば、森下翔太も猛打賞をマーク。ドラ1コンビの活躍で、長期ロードの初戦を10−2の大勝でスタートさせることに成功した。
先発の西純矢は6回、1点を勝ち越した二死満塁の場面で打席に立つと、中日先発・小笠原慎之介の145キロのストレートをライト頭超えの走者一掃のタイムリー二塁打で4点差に。投げてはその裏のピンチをなんとか無失点に抑え、6回被安打7、失点2で4勝目を挙げた。
3番に入った森下翔太も、1−1と追いついた3回、二死二塁で一時勝ち越しのレフト前タイムリーを放つと、6回には先頭でレフト前出塁しチャンスを演出するなど東海大相模高の先輩、小笠原KOの足掛かりを作った。7回にもレフト線に二塁打とプロ2度目の猛打賞を記録し、チームの勝利に貢献した。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した達川光男氏は西純矢のバッティングに「高校時代からピッチングより良かった。野手になったほうがいいようなバッティングをしていた」と追い込まれながらの適時打を評価。
同じく解説の坂口智隆氏も「逆方向にあれだけ飛ばせるというのは、打者としての凄みを感じます」と絶賛した。
また森下翔太に対してこの日MCを務めた谷繁元信氏は「開幕当初はプロの壁に当たって一回ファームにいって、そこから後半戦めちゃくちゃ打っている」と前半戦は打率.182と苦しみながら、後半戦は打率.333と一気に数字を上げたことに注目。
達川光男氏は「速い球に慣れてきました」と分析すると、坂口智隆氏も「引っ張れるようになってきましたよね」と同調していた。
若虎の活躍で首位キープの阪神。長期ロードでもその勢いは続きそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』