広島・森下暢仁 (C) Kyodo News

◆ 「良いピッチャーは変なピッチングを続けない」

 広島は2日、本拠地での中日戦に3-1で勝利。先発した森下暢仁が9回・116球の熱投で完投勝利を挙げた。

 序盤から3点の援護を受けた右腕は、4回先頭の細川成也に一発を浴びて1点を失ったものの、崩れることなく後続を切って最少失点で切り抜ける。

 続く5回も髙橋宏斗の安打とオルランド・カリステの二塁打で二死ながら二・三塁のピンチを迎えたが、前の打席で一発を浴びた細川を遊飛に仕留めてリベンジ成功。6回以降は散発の2安打に封じ込め、一人で最後まで投げ抜いた。

 お立ち台では「前回不甲斐ないピッチングをしていたので、今日は何とか良い形でつなぎたいなと思っていた」と4回KOの前回登板に触れながら、「気づいたら9回で、最後までマウンドに立ててよかったです」と疲れを感じさせない表情を見せた。

 これには、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏も「今日は広島でデーゲームですよね。暑いのによく頑張った」と驚き。

 続けて、新井貴浩監督の「粘り強く、彼らしいピッチングだった。ブルペンを助けてくれました」というコメントを受けて「今日は安定して投げていましたので、(中継ぎ投手たちも)休めたと思いますよ」とし、チームに与える影響の多い投球だったと称えた。

 また、同じく番組に出演した斎藤雅樹氏は「良いピッチャーは変なピッチングを続けないんですよね。前回が悪くても、今回は切り替えて良いピッチングをするのが勝てるピッチャー」とし、お立ち台での言葉の通り前回から見事に立ち直った点を高く評価。「素晴らしかったです」と賛辞を送った。

 まだまだ厳しい残暑の中で行われたデーゲームで、チームを勝利に導いただけでなく、味方の投手陣を休ませることにも成功。諦めずに猛虎を追いかけるチームにとって、大きな意味を持つ1勝となったのは間違いない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

この記事を書いたのは

萩原孝弘

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