「いいところも悪いところも出ているので、いいところはこのまま継続してやっていて、悪いところは直して入れるようにしていければいいかなと思います」。
ロッテ・横山陸人は練習試合、オープン戦のここまでの投球についてこのように振り返る。
横山は昨季プロ初勝利、初ホールド、初セーブをマークするなど、6月以降は貴重な右の中継ぎとして自己最多の38試合に登板した。
昨季一軍を経験して「シーズン後半というところで体力、自分の投球フォームが崩れてきたのを実感した。シーズン後半まで投球フォームが安定して投げられる再現性というところは、すごい大事だなと改めて感じました」と、分析した。
23年に向けての自主トレでは、変化球の強化と1年間投げ抜く体力の強化を行ってきたが、今オフは「今年も同じように昨シーズン後半の方で調子を落としてしまったので、調子を落ちないようにするために、細かいことですけど、小さい筋肉のことを考えながら、トレーニングはしてきました」とのこと。
昨年夏場以降、ストレートの「シュート成分が大きいのでそこは、気にしながらピッチングしています」と話していたが、今年2月の春季キャンプでは「去年の夏は大きすぎたというところが自分の中であったので、そこは今年数値とか見てもよくなっていますし、ホップ成分もよくなっているので順調にきているのかなと思います」と手応えを掴んでいた。
「開幕一軍を目指していますので、ずば抜けた投球、相手を圧倒できるような投球ができてくれば、開幕一軍に繋がると思いますし、そういうところを目指していきたいと思います」と意気込み、練習試合に突入。
2月13日の楽天との練習試合で今季初の対外試合登板を果たすと、ここまで練習試合、オープン戦は9試合・10イニングを投げて、イニング数を大きく上回る13奪三振、2与四球、防御率は2.70。3月6日のDeNAとのオープン戦では、自己最速タイの156キロを計測するなど、1イニングをストレートで三者連続三振に仕留めた。
横山は「横浜スタジアムの時は良かったんですけど、その次のマリンで投げた時は感じもあまりよくなかった。そういう誤差というか、調子の波があるのはよくないと思うので、そういうところはしっかり詰めていけるようにやっていければいいのかなと思います」と課題を口にする。
良い時と悪い時は自身の中でしっかり理解して調整できているのだろうかーー。
「そうですね、はい。良いところも悪いところもあって、ちょっとの違いなんですけど、振り返ってここを使えていなかったと感じるところだったりとか、変に意識しすぎるところもある。そういうところは考え方だったりを考え直して、やっていければいいかなと思います」。
では、いい状態を継続するために必要なことはどう考えているのだろうかーー。
「自分の体自体、始まったばかりでフレッシュ。投球の考え方、意識する場所を自分の映像と、実際に投げていた時と振り返りながら、考え方とかを振り返ってやっていけばいいのかなと思います」。
変化球では「スライダーは今年に入ってすごい手応えもあって、横浜スタジアムの時もそうですし、糸満で投げているときも右バッターに対しても、左バッターにカウントを取る球に対しても、自分の中ですごくよく投げられている。そういうところではいいのかなと思います」と納得のいくボールが投げられている。
開幕に向けて横山は「横浜スタジアムでの投球が良かったので、そういう投球が常にできるように。多少調子の波があっても、小さくしていけるのが一番良い。そういうところはしっかり開幕まで、もう短いですけどもっと突き詰めてやっていければいいかなと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太
ロッテ・横山陸人は練習試合、オープン戦のここまでの投球についてこのように振り返る。
横山は昨季プロ初勝利、初ホールド、初セーブをマークするなど、6月以降は貴重な右の中継ぎとして自己最多の38試合に登板した。
昨季一軍を経験して「シーズン後半というところで体力、自分の投球フォームが崩れてきたのを実感した。シーズン後半まで投球フォームが安定して投げられる再現性というところは、すごい大事だなと改めて感じました」と、分析した。
23年に向けての自主トレでは、変化球の強化と1年間投げ抜く体力の強化を行ってきたが、今オフは「今年も同じように昨シーズン後半の方で調子を落としてしまったので、調子を落ちないようにするために、細かいことですけど、小さい筋肉のことを考えながら、トレーニングはしてきました」とのこと。
昨年夏場以降、ストレートの「シュート成分が大きいのでそこは、気にしながらピッチングしています」と話していたが、今年2月の春季キャンプでは「去年の夏は大きすぎたというところが自分の中であったので、そこは今年数値とか見てもよくなっていますし、ホップ成分もよくなっているので順調にきているのかなと思います」と手応えを掴んでいた。
「開幕一軍を目指していますので、ずば抜けた投球、相手を圧倒できるような投球ができてくれば、開幕一軍に繋がると思いますし、そういうところを目指していきたいと思います」と意気込み、練習試合に突入。
2月13日の楽天との練習試合で今季初の対外試合登板を果たすと、ここまで練習試合、オープン戦は9試合・10イニングを投げて、イニング数を大きく上回る13奪三振、2与四球、防御率は2.70。3月6日のDeNAとのオープン戦では、自己最速タイの156キロを計測するなど、1イニングをストレートで三者連続三振に仕留めた。
横山は「横浜スタジアムの時は良かったんですけど、その次のマリンで投げた時は感じもあまりよくなかった。そういう誤差というか、調子の波があるのはよくないと思うので、そういうところはしっかり詰めていけるようにやっていければいいのかなと思います」と課題を口にする。
良い時と悪い時は自身の中でしっかり理解して調整できているのだろうかーー。
「そうですね、はい。良いところも悪いところもあって、ちょっとの違いなんですけど、振り返ってここを使えていなかったと感じるところだったりとか、変に意識しすぎるところもある。そういうところは考え方だったりを考え直して、やっていければいいかなと思います」。
では、いい状態を継続するために必要なことはどう考えているのだろうかーー。
「自分の体自体、始まったばかりでフレッシュ。投球の考え方、意識する場所を自分の映像と、実際に投げていた時と振り返りながら、考え方とかを振り返ってやっていけばいいのかなと思います」。
変化球では「スライダーは今年に入ってすごい手応えもあって、横浜スタジアムの時もそうですし、糸満で投げているときも右バッターに対しても、左バッターにカウントを取る球に対しても、自分の中ですごくよく投げられている。そういうところではいいのかなと思います」と納得のいくボールが投げられている。
開幕に向けて横山は「横浜スタジアムでの投球が良かったので、そういう投球が常にできるように。多少調子の波があっても、小さくしていけるのが一番良い。そういうところはしっかり開幕まで、もう短いですけどもっと突き詰めてやっていければいいかなと思います」と決意を述べた。
取材・文=岩下雄太