「技術が相当高い」

　阪神が巨人に大勝。伝統の一戦をスイープで飾り、連勝も7まで伸ばした。

　連勝中で波に乗る阪神打線は巨人先発の戸郷翔征に初回から猛攻を仕掛け、先頭の近本光司がヒットを皮切りに、犠打を挟み2四球で2死満塁のチャンスで前川右京がライトへ運び2点を先制。3回には木浪聖也のタイムリーで1点を追加すると、5回には3安打を集め3点を奪い計6点と試合を優位に進めた。その後も猛虎打線は止まらず13安打9得点と猛打を見せつけ、9−2で巨人に圧勝した。

　好調な打線の中でもこの日、5打数3安打4打点と大暴れした前川右京に対し、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した坂口智隆氏は「素晴らしいですよね。走者を置いた場面でさらに輝くポイントゲッターになれる選手ですよね」とクラッチヒッターぶりを評価。

　そのうえで「フェアゾーンにしっかりこう飛ばせる準備と言いますか、当たりが悪くても、ヒットコースに飛ばす技術が相当高いと思うので。ファウルにしないっていうことが大事な中で、しっかり前に飛ばせるっていうのも能力の1つなんでね。それが高い選手だと思いますね」と打撃技術にも言及した。

　ヒーローインタビューでは「大声援に背中を押されながら打てたので良かったです。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張りたいなと思います」と初々しくコメントした3年目の21歳。連覇を狙う岡田阪神に現れた有望株の成長にも注目が集まりそうだ。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』