安打数で長岡に1本差と迫る

　中日が広島に完勝。連敗を阻止し、このカード勝ち越しを決めた。

　中日打線はここまで抑え込まれていた広島先発の九里亜蓮に対し4回、福永裕基がヒットで出塁すると、2死後宇佐見真吾がライトへの2ランで先制。広島打線を4回までわずか1安打に抑えていた中日先発の松葉貴大は5回、先頭の坂倉将吾に三塁打、続く堂林翔太にも二塁打を許しで1点を失うも、自らの好フィールディングもあり最少失点で切り抜ける。中盤以降は中日自慢の投手陣が失点を許さず、逆に打線は細川成也の2ランなどで加点し、最終的には5-1で快勝した。

　29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、この日4番に戻り2安打1ホームラン2打点と活躍した細川成也をクローズアップした。

　MCを務めた野村弘樹氏は「ホームランバッターですけど、最多安打もありますね。1位が長岡で、今日2位の近本に並んだんですよ」とこの日で132本と長岡に1本差と迫ったことに着目。解説として出演した斎藤雅樹氏は「やっぱり去年ね、1年間初めて頑張って出ましたよね。今年2年目ですごくいろんな不安とかもあったと思うんですよ。でもしっかり最多争いできるほど頑張ってるわけですよね。やっぱ本当にすごく成長したなっていう感じはしますよね」と高評価。

　もう一人の解説者の笘篠賢治氏は「3人を見てみると、長岡、近本は左バッターで内野安打もあるし足も速い。長距離砲の細川くんが、これだけのヒットを重ねてるっていうのが、また1つ価値があるんです」と力説した。

　打率も3割近くまで上げてきたスラッガーが、最多安打を奪取することができるのかにも注目していきたい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』