広島・新井貴浩監督 (C)Kyodo News

◆ 「打った月は勝ちが増えていく」

 ここまでセ・リーグの首位争いの中心にいる広島カープ。得点数はリーグ5位の335、ホームランも45でリーグワーストながら、失点数292はリーグ最少で防御率2.27はリーグトップ。守り勝つ野球が今シーズンの象徴となっている。

 そのデータを踏まえ、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、ここまでの広島の戦い方について振り返った。

 まず解説として出演した斎藤雅樹氏は「一目瞭然ですよね。もうやっぱり守りで勝ってるっていうとこですよね。だから打てばさっと上にいけるっていうことなんです」とキッパリ。さらにもう一人の解説者の笘篠賢治氏も「そうですね。だから春先からもっと打てれば、もうダントツで1位に行ってるんですけど、そういう野球ができなかった」と分析した。

 また打率と勝利数が比例しており、5月は打率.256で貯金6、8月も同じく.266で貯金が5となっている点にも着目。

 MCを務めた野村弘樹氏は「打率に比例して勝ち星がぐんと増えてるっていうことですから、投手力はずっといいわけで。ただ3、4月と7月、負け越してはいますけど、これほぼ5割に近い状態なんでね。 そういった意味では、やっぱり打てなくてもピッチャー陣が粘ってる。で、打ってくれればこれだけ勝ち越しができるという、この数字そのもののここまでの戦いですよね」と納得のデータに頷いた。

 それを受けて笘篠氏も「その通りです。ヨーイドンで開幕した時はなかなか打てないっていう中でね、 それこそもう野球自体が高校野球でした。4番にもバントさせて、繋げて、1点を取って、そしてピッチャーで逃げ切るというね。もう明らかにそういう明確な進め方をしてました。そして鬼門と言われていた交流戦も勝ち越しました」と前半はスモールベースボールに特化していたと反芻。ただ「そして夏場に上がってきました。勝負は9月です。理想通りです」とOBとしてここからの上昇に期待した。斎藤雅樹氏も「やっぱり打った月は勝ちが増えていくっていうことですから。もう本当に9月が勝負だと思いますよ」と同意した。

 勝負どころで赤ヘル打線が火を吹けば、頂点も自ずと見えてくるとデータは語っているが、果たして結果はどうなるのか…

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

この記事を書いたのは

萩原孝弘

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