ロッテの小島和哉はここまでシーズン自己最多の11勝を挙げているが、奪三振も127でシーズン自己最多の数字を残している。
9月は3試合・19イニングを投げて、22奪三振とイニング数を上回る奪三振数。9月14日の西武戦で10奪三振、前回登板の9月21日の西武戦でも7回を投げ7つの三振を奪った。
ここ最近の登板を見ていると、追い込んでからフォーク、チェンジアップで空振りが取れている。
「フォークは色々改良していて、最近は西武の武内くんのツーシーム見たいなフォークが良いなと思って、ああいう球を投げるのが理想だったので映像を見て勉強して、ちょっとずつらしくなってきているかなと思います」。
フォークの種類も増えて使い分けている印象。その狙いなどはどういったところにあるのだろうかーー。
「試合の中で試せるタイミングというか、自分の有利なカウントで自分のイメージとちゃんと合うようにしっかり確認しているというか、そこは意識しています」。
「ちょっとツーシームみたいに逃がしたいのに、フォークみたいな落ち方したりとか、フォークみたいに落としたいのにツーシーム見たいな抜け方した時は、う〜んというのはあるんですけど、それがだんだん上手くあってきたような感じがするので」。
「結局それが良くてもインコースの球を意識させられないとその球はどうしても狙われやすいですし、打たれやすいと思うので、そのためのインコースをどうやって意識させるか考えています」。
インコースでいうと、9月14日の西武戦、1-0の7回一死走者なしで岸に1ボール1ストライクから3球目に空振りを奪ったインコースの141キロカットボールが良かった。
「最近カットボールの割合が減っているんですけど、優先順位が低くて使っていないわけではないので、大事な場面でいいところで使うために残しているという言い方の方があっている。上手くその1球で大きいものが得られるタイミングで使っています」。
話を再びフォーク、チェンジアップに戻すと、9月21日の西武戦、5-0の3回一死走者なしで佐藤龍世を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた5球目の127キロチェンジアップがフォークのような握りだった。
「チェンジアップ自体は前までと変えていないんです。フォークの握りはここ最近は安定していますけど、ちょっと前までは握りが変わっていた。その日その日でしっくりくる感じというのを探しています」。
落ち球で言えば、フォーク、チェンジアップに加えて、縦に落ちるスライダーも投げている。
「スライダーに関しては21日の西武戦とかもそうですけど、ムラがあるのでしっかりとした高さで投げられていたらいいんですけど、そこの精度がちょっとだけアバウトになってしまっているので、そこは意識して練習しないとなと思っています」。
落ち球の球種が増えたことで、投球の幅だったり、投球にメリットがあるのだろうかーー。
「一番は左バッターに真っ直ぐとスライダーだけになってしまわないようにという意味合いもありますけど、それを上手く引っ張らせたら、体を開かすことができる。そうしたら余計にスライダーが行きますし、体を開かないようにしてツーシーム系を打つのはすごく難しいと思うので、投げた1球の反応を見てその次の球をチョイスしやすい。その辺に関しては幅が広くなっているのかなと思います」。
14時から行われる西武戦でも、チームに勝利をもたらす投球が求められる。「何を変えるというわけではないですけど、まずは先制点を与えないことはどんな試合でも大事だと思うので、先制点を与えないことですかね」。チームの勝利のためマウンドに上がる。
取材・文=岩下雄太
9月は3試合・19イニングを投げて、22奪三振とイニング数を上回る奪三振数。9月14日の西武戦で10奪三振、前回登板の9月21日の西武戦でも7回を投げ7つの三振を奪った。
ここ最近の登板を見ていると、追い込んでからフォーク、チェンジアップで空振りが取れている。
「フォークは色々改良していて、最近は西武の武内くんのツーシーム見たいなフォークが良いなと思って、ああいう球を投げるのが理想だったので映像を見て勉強して、ちょっとずつらしくなってきているかなと思います」。
フォークの種類も増えて使い分けている印象。その狙いなどはどういったところにあるのだろうかーー。
「試合の中で試せるタイミングというか、自分の有利なカウントで自分のイメージとちゃんと合うようにしっかり確認しているというか、そこは意識しています」。
「ちょっとツーシームみたいに逃がしたいのに、フォークみたいな落ち方したりとか、フォークみたいに落としたいのにツーシーム見たいな抜け方した時は、う〜んというのはあるんですけど、それがだんだん上手くあってきたような感じがするので」。
「結局それが良くてもインコースの球を意識させられないとその球はどうしても狙われやすいですし、打たれやすいと思うので、そのためのインコースをどうやって意識させるか考えています」。
インコースでいうと、9月14日の西武戦、1-0の7回一死走者なしで岸に1ボール1ストライクから3球目に空振りを奪ったインコースの141キロカットボールが良かった。
「最近カットボールの割合が減っているんですけど、優先順位が低くて使っていないわけではないので、大事な場面でいいところで使うために残しているという言い方の方があっている。上手くその1球で大きいものが得られるタイミングで使っています」。
話を再びフォーク、チェンジアップに戻すと、9月21日の西武戦、5-0の3回一死走者なしで佐藤龍世を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた5球目の127キロチェンジアップがフォークのような握りだった。
「チェンジアップ自体は前までと変えていないんです。フォークの握りはここ最近は安定していますけど、ちょっと前までは握りが変わっていた。その日その日でしっくりくる感じというのを探しています」。
落ち球で言えば、フォーク、チェンジアップに加えて、縦に落ちるスライダーも投げている。
「スライダーに関しては21日の西武戦とかもそうですけど、ムラがあるのでしっかりとした高さで投げられていたらいいんですけど、そこの精度がちょっとだけアバウトになってしまっているので、そこは意識して練習しないとなと思っています」。
落ち球の球種が増えたことで、投球の幅だったり、投球にメリットがあるのだろうかーー。
「一番は左バッターに真っ直ぐとスライダーだけになってしまわないようにという意味合いもありますけど、それを上手く引っ張らせたら、体を開かすことができる。そうしたら余計にスライダーが行きますし、体を開かないようにしてツーシーム系を打つのはすごく難しいと思うので、投げた1球の反応を見てその次の球をチョイスしやすい。その辺に関しては幅が広くなっているのかなと思います」。
14時から行われる西武戦でも、チームに勝利をもたらす投球が求められる。「何を変えるというわけではないですけど、まずは先制点を与えないことはどんな試合でも大事だと思うので、先制点を与えないことですかね」。チームの勝利のためマウンドに上がる。
取材・文=岩下雄太