今オフ、ソフトバンクから戦力外となった笠谷俊介がDeNAと育成契約、仲田慶介が西武と育成契約、佐藤琢磨がヤクルトと育成契約、三浦瑞樹が中日と育成契約、中村亮太がロッテと育成契約を結び、来季も新天地でプレーすることが決まった。
四軍制を敷くなど、巨大戦力を誇るソフトバンクでの活躍は叶わず、戦力外となったが、新天地で花を開く選手も多い。
20年にソフトバンクを戦力外となり、21年からヤクルトでプレーする小澤怜史がその一人だ。ヤクルト入団当初は育成選手だったが、移籍2年目の途中に支配下選手登録されると、同年6月26日の巨人戦で移籍後初登板を果たし、プロ初先発した7月3日のDeNA戦で5回3失点に抑えプロ初勝利を挙げた。同年10試合・46回を投げ、2勝1敗、防御率4.11で終える。背番号を『45』に変更した3年目の昨季は開幕一軍を掴むと、先発、リリーフにフル回転し29試合に登板して6勝4敗2ホールド、防御率3.02。
そして今季は開幕先発ローテーションを掴み、5月まで防御率2.77も0勝5敗と勝ち星がつかず、6月からリリーフに配置転換。6月23日の巨人戦から7月16日の中日戦にかけて7試合連続無失点に抑えると、オールスター明けは8月2日の巨人戦でプロ初セーブをマークし、その後はクローザーを務めた。今季は40試合に登板して、6勝6敗2ホールド11セーブ、防御率2.55と、スワローズのブルペンに欠かせない存在となった。
18年にソフトバンクを戦力外となった茶谷健太もそうだ。茶谷は19年にロッテに育成選手として入団すると、ファームで118試合に出場して打率.271、6本塁打、48打点の成績を残し、同年12月25日に支配下選手登録。支配下選手になってからは少ないチャンスをモノにした。22年6月、14試合に出場して、月間打率は.412(51-21)、試合数を大きく上回る18打点。14試合中10試合で安打を放ち、そのうち複数安打は7試合、17日のヤクルト戦では1試合に4本の安打を放つ活躍で、6月21日に満を持して一軍に昇格すると、6月22日の西武戦でシーズン初安打、27日のソフトバンク戦でプロ入り後初となるマルチ安打、7月23日の日本ハム戦で自身初の猛打賞&ヒーローインタビュー。8月に調子を落としたものの、9月2日のオリックス戦以降、全25試合ショートでスタメン出場しシーズンを終えるなど、同年57試合に出場して打率.248、1本塁打、9打点と一軍定着への足がかりを作った。
翌23年は開幕から一軍を掴み、5月に月間打率.350、6月は月間打率.100と下降し出場機会が減少したが、8月は月間打率.368と調子を取り戻し、オールスター明けは32試合に出場して、打率.350をマーク。プロ8年目で初めて1年間一軍を完走し、79試合に出場して、打率.284、9打点の成績を残した。今季も一軍を完走し、シーズン自己最多の88試合に出場したが、打率.167と低迷。ただマリーンズで自分の居場所を確保している。
今オフ、ソフトバンクを戦力外となり他球団へ育成選手として入団した選手たちも、小澤、茶谷のように新天地で欠かせない戦力になっていきたい。
四軍制を敷くなど、巨大戦力を誇るソフトバンクでの活躍は叶わず、戦力外となったが、新天地で花を開く選手も多い。
20年にソフトバンクを戦力外となり、21年からヤクルトでプレーする小澤怜史がその一人だ。ヤクルト入団当初は育成選手だったが、移籍2年目の途中に支配下選手登録されると、同年6月26日の巨人戦で移籍後初登板を果たし、プロ初先発した7月3日のDeNA戦で5回3失点に抑えプロ初勝利を挙げた。同年10試合・46回を投げ、2勝1敗、防御率4.11で終える。背番号を『45』に変更した3年目の昨季は開幕一軍を掴むと、先発、リリーフにフル回転し29試合に登板して6勝4敗2ホールド、防御率3.02。
そして今季は開幕先発ローテーションを掴み、5月まで防御率2.77も0勝5敗と勝ち星がつかず、6月からリリーフに配置転換。6月23日の巨人戦から7月16日の中日戦にかけて7試合連続無失点に抑えると、オールスター明けは8月2日の巨人戦でプロ初セーブをマークし、その後はクローザーを務めた。今季は40試合に登板して、6勝6敗2ホールド11セーブ、防御率2.55と、スワローズのブルペンに欠かせない存在となった。
18年にソフトバンクを戦力外となった茶谷健太もそうだ。茶谷は19年にロッテに育成選手として入団すると、ファームで118試合に出場して打率.271、6本塁打、48打点の成績を残し、同年12月25日に支配下選手登録。支配下選手になってからは少ないチャンスをモノにした。22年6月、14試合に出場して、月間打率は.412(51-21)、試合数を大きく上回る18打点。14試合中10試合で安打を放ち、そのうち複数安打は7試合、17日のヤクルト戦では1試合に4本の安打を放つ活躍で、6月21日に満を持して一軍に昇格すると、6月22日の西武戦でシーズン初安打、27日のソフトバンク戦でプロ入り後初となるマルチ安打、7月23日の日本ハム戦で自身初の猛打賞&ヒーローインタビュー。8月に調子を落としたものの、9月2日のオリックス戦以降、全25試合ショートでスタメン出場しシーズンを終えるなど、同年57試合に出場して打率.248、1本塁打、9打点と一軍定着への足がかりを作った。
翌23年は開幕から一軍を掴み、5月に月間打率.350、6月は月間打率.100と下降し出場機会が減少したが、8月は月間打率.368と調子を取り戻し、オールスター明けは32試合に出場して、打率.350をマーク。プロ8年目で初めて1年間一軍を完走し、79試合に出場して、打率.284、9打点の成績を残した。今季も一軍を完走し、シーズン自己最多の88試合に出場したが、打率.167と低迷。ただマリーンズで自分の居場所を確保している。
今オフ、ソフトバンクを戦力外となり他球団へ育成選手として入団した選手たちも、小澤、茶谷のように新天地で欠かせない戦力になっていきたい。