沖縄では実戦メイン、メンバー絞り込みが本格化

　広島の二次キャンプが13日、沖縄市の『コザしんきんスタジアム』でスタート。初日は小雨が降り続くあいにくの天候となり、練習前の歓迎式は屋内練習場で行われた。

　新井貴浩監督は「強い選手、強いチームになるために、本日より約2週間、沖縄で頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします」とあいさつ。

「今年2年目になる地元沖縄の星・沖縄尚学高校出身の仲田侑仁君が一軍に帯同しております。先ほど彼の方から『どうしても沖縄のみなさまにご挨拶を申し上げたい』とのことだったので」と続けると、参加者から笑いと拍手が沸き起こった。

　指揮官の“無茶ぶり”に応えマイクの前に立った19歳は「天候の悪い中、歓迎式を開いていただきありがとうございます。沖縄県民の方の前で野球ができることをうれしく思います」とあいさつ。指揮官が「思ったより話せましたね。おそらく用意していたみたいです」と評価すると、屋内練習場は再び笑いに包まれた。

　広島は11日まで宮崎県日南市で一次キャンプを実施。沖縄での二次キャンプは実戦メインとなり、メンバーの絞り込みが本格化する。