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井上監督も評価「殻を破ろうとする姿が見える」
中日の上林誠知外野手(29)が16日、主力投手と対戦したシート打撃で4打数3安打をマークした。
「どんどんファーストストライクから振る中でタイミングを合わせていく。スイングをかけることで分かることもあるので、積極性だったり、攻めの姿勢というのはこの時期大事。(打撃統括コーチの)松中さんにも『しっかり1球目から振る準備をしていけ』と言われている」
その言葉通り、涌井と対戦した第1打席は1ボール後のカットボールを鮮やかに右前へ運ぶクリーンヒット。新外国人右腕のウォルターズと対戦した第3打席は初球の真っ直ぐをファウルし悔しそうな表情を見せたものの、続く2球目の真っ直ぐを今度はキッチリと弾き返し、一・二塁間を破る右前打でマルチ安打をマークした。
髙橋宏と対戦した第4打席はカウント2-2と追い込まれたものの「真っ直ぐを意識しながら上手く対応できた。あれは持ち味でもあるので」と、スプリットをバットの先端で捉え右翼線へ。持ち前のバットコントロールを披露し3安打目をマークした。
前日のDeNA戦(練習試合)では豪快な先制2ランを放っており、2日連続の好アピール。「『派手にしろ』ってことなんで、どうしよかと考えたときに「ピンクいいんじゃね?」思った。しばらくはピンクで行きます」と、現役時代に“ピンキー”の愛称で親しまれた井上監督のラッキーカラーを真似たリストバンドも様になってきた。
「ポーカーフェイスで『何を考えているか分からない』といじってきたけど、そういったところから変わろうとしている。キャンプ中も最後までティー打撃やロングティーをやっているし、殻を破りたいと思ってやっていることに関しては『僕は見ていますよ』と。外野争いで『上林を外すわけにはいかんやろ』という状況を作るのがあいつのやるべきこと」と語る指揮官の思いに結果で応えている。