◆ 女房役・石伊の盗塁阻止でようやく3アウト
中日の涌井秀章投手(38)が23日、阪神とのオープン戦(沖縄・北谷)に先発登板。先制3ランを浴びるなど初回に6安打を集中され、2回6安打4失点で降板した。
今季初実戦となったプロ21年目のベテラン右腕。その初回、先頭の髙寺は二飛に退けたものの、一死から2番・中野、3番・佐藤輝に連打を浴び一、三塁のピンチを招いた。4番・森下には1ボール1ストライク後の真っ直ぐを捉えられ、打球は左翼席に飛び込む先制の3ラン被弾。その後も5番・原口、6番・前川に連打を浴び、これで中野から5連打となった。
一死二、三塁で7番・豊田には左犠飛を許し4点目。続く小幡にも自らを強襲する内野安打を許し再び二死一、三塁のピンチを招いたが、バッテリーを組むドラフト4位の石伊(日本生命)が一走・小幡の盗塁を阻止し、ようやく3つ目のアウトを奪った。
涌井は2回のマウンドにも上がり、一塁・板山の好守備にも助けられ3者凡退。2回44球、6安打4失点の内容で今季初実戦を終えた。