オープン戦に先発登板した菅野智之(写真=GettyImages)

◆ 上々の新天地デビュー

 ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手(35)が現地時間26日のパイレーツ戦に先発登板。2回無失点の投球でオープン戦デビューを飾った。

 MLB移籍後初の実戦マウンドに上がった菅野は初回、先頭打者ファムに内野安打を許すも、2番レイノルズを低めのスプリットで二ゴロ併殺打。続く3番打者、2017年のWBC準決勝で対戦したマカチェンに対しては初球のシンカーで遊ゴロに打ち取った。

 2回裏はフライアウト2本で二死とするも、安打と四球を許して二死一、二塁のピンチを背負った。それでも8番ホールをこの試合最速となる93マイル(約149.7キロ)のフォーシームで二ゴロに仕留めてピンチを脱出。2回28球を投げて2被安打、1四球、無失点という内容でメジャー初登板を終えた。

 菅野は2012年のドラフト会議で1位指名を受けて巨人に入団。2017、2018年と2年連続で沢村賞を受賞するなど、NPBでは12シーズン通算136勝74敗、防御率2.43を記録した。昨季はリーグトップの15勝を挙げ、自身3度目となるセ・リーグMVPを獲得。今オフに海外FA権を行使し、1年1300万ドルの契約でオリオールズに加入している。

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