○ タイガース 4x-3 ホワイトソックス ●
<現地時間4月6日 コメリカ・パーク>
デトロイト・タイガースが同地区ホワイトソックスとの本拠地開幕3連戦をスイープ。9回裏に2点差を逆転し、サヨナラ勝利を収めた。
2連勝中のタイガースだったが、ホワイトソックスに初回から2点リードを許す立ち上がりとなった。それでも先発右腕ジャクソン・ジョーブが5回3失点と試合を作り、6回以降はブルペン3投手が無安打・無失点リレーと好投。1対3と、2点ビハインドで最終回を迎えた。
そして9回裏、回跨ぎの左腕エラードから一死満塁の絶好機を作ると、緊急登板の6番手右腕リージャーから2番アンディ・イバネスが押し出し四球を選んで1点差に。続く3番スペンサー・トーケルソンが左翼線への2点適時打を放ち、逆転サヨナラ勝利を収めた。
敵地ドジャース戦で開幕3連敗を喫したタイガースだったが、続くマリナーズとの敵地3連戦で勝ち越しを収め、本拠地開幕の今カードでは見事3連勝。開幕9試合を終えて5勝4敗と貯金を獲得し、アメリカン・リーグ中地区の首位に立っている。
なお、決勝打を放ったトーケルソンは2020年のドラフト全体1位指名で入団し、2022年にMLBデビュー。リーグ最高クラスの有望株として期待され、2023年には31本塁打を放つも、昨季は92試合の出場で10本塁打に止まり、今季開幕前にはトレード放出やレギュラー剥奪が取り沙汰されていた。しかし、オープン戦で5本塁打とアピールに成功すると、開幕戦で幸先良く今季1号をマーク。ここまで打率.324、2本塁打、OPS1.057と好スタートを切っている