DeNAは21日、小学校体育における必修授業「ベースボール型授業」をより楽しく、充実したものにしてほしいという思いから、教材動画およびデジタルブック教材を制作したことを発表した。
「ベースボール型授業」は、「捕る」「投げる」「打つ」「走る」などの動きを通して身体全体を動かすことの楽しさや喜びを味わうとともに、「考える力」「問題を解決する力」「協調性」などを養うことを目的として、2011 年から全国の小学校体育で必修科目となっている。しかし、これまでは一部教員向けの教材を除いてほとんど教材がない状態だったという。現場で指導する小学校教員向けに球団が独自に行なった調査では、「ルールが複雑」「動作が難しい」など、扱いにくい単元という認識を持っている教員が多いことも分かった。
この現状を打開するべく、横浜 DeNAでは 2024年に単独の球団として初めて児童向けの動画を制作して神奈川県内の小学校 6校16クラスを対象にモデル授業を実施したほか、ベースボールスクールコーチが教員向けに指導のコツなどを伝授する講座「ベースボール型授業指導勉強会」を実施するなど、取り組みを行ってきた。
これを受け、神奈川県内の教員の声を参考に、専門家による監修のもと「ベースボール型授業」用の動画を本格的に制作。児童向けだけでなく、教員向けの教材も制作。小学校中学年・高学年を対象とした動画を21本、教員用には動画を4本用意したほか、各対象者に向けた手引きとして、デジタルブックも1冊ずつ用意。各教材は横浜 DeNA ベイスターズの地域貢献活動紹介ページ『B みらいアクション』ページから誰でもダウンロードでき、全国の児童と教員が利用可能。