◆ 勝利投手の権利獲得も、右足を抑えて緊急降板
シカゴ・カブスの今永昇太投手(31)が現地時間29日のパイレーツ戦に先発登板。5回まで無失点と好投するも、6回途中で緊急降板した。
中6日でのマウンドに上がった今永は初回を三者凡退の好スタート。2回裏には先頭の4番バートに安打を許すも、5番ヘイズを左直、6番ゴースキーを遊ゴロ併殺打に仕留めて打者3人で終えた。続く3回裏にも二死から走者を背負ったが、直近5戦で3本塁打と好調の1番クルーズから空振り三振を奪い、ピンチの芽を摘んだ。
カブス打線はパイレーツ先発の左腕ヒーニーに対して一巡目をパーフェクトに抑えられるも、4回表に鈴木誠也の二塁打、今永とバッテリーを組むカーソン・ケリーの7号2ランで2点を先制。援護を貰った今永が4回裏を無失点に抑え、続く5回表にはピート・クロー・アームストロングの6号2ランでリードを4点に拡大した。
今永は5回裏、二死から連打と四球で満塁とするも、2番レイノルズをスプリット3連投で見逃し三振に仕留め、この試合最初のピンチを脱した。ところが6回裏、先頭の3番マカチェンに左中間への二塁打を浴びた直後にアクシデント発生。右足を抑えながら監督、トレーナーらと共にベンチへ下がった。
2番手右腕ダニエル・パレンシアが6回裏のピンチを切り抜け、この試合の今永は5回0/3、87球を投げて5被安打、1四球、3奪三振、無失点という投球。今季7戦目を終えて防御率2.77をマークしている。