◆ 今季初の3試合連発で本塁打単独トップに浮上
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間16日の古巣エンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場。第5打席で3戦連発の16号本塁打を放った。
エンゼルス先発は2年目右腕コハノビツ。2点先制を許して迎えた初回の第1打席は、カウント3-1から外角のシンカーを弾き返し、二遊間を破る中前安打で出塁した。しかし、続く2番ムーキー・ベッツの二ゴロにより大谷は二塁封殺。チームは無得点に終わった。
2点を追う3回裏、二死一塁での第2打席はフルカウントまで粘って9球目、外角低めの際どいシンカーを見極めて四球で出塁。チームとしてこの試合最初の得点圏を演出したが、続くベッツが三ゴロに倒れ、この回も得点を挙げることはできなかった。
3点ビハインドの5回裏、一死一塁での第3打席は、カウント1-1から高めのチェンジアップを捉えるも、一二塁間の真ん中を守っていた二塁手の正面を突いて二ゴロ。今季初の併殺打に倒れた。
そして、3点を追う8回裏、今季初の3試合連続本塁打が飛び出した。3番手右腕ゼファジャンに対峙した第5打席、カウント0-1から内角低めのカットボールを振り抜くと、中堅バックスクリーンへ打球速度114.9マイル(約184.9キロ)、飛距離416フィート(約127メートル)の確信弾。古巣エンゼルスから2年連続となるアーチを描き、2点差に詰め寄った。
この一発により、大谷は本塁打部門の単独トップに浮上。現地14日に13号先頭打者アーチ、前日の試合では今季初のマルチ本塁打と調子を上げ、月間14試合目にして早くも9本塁打を放っている。