● マリナーズ 1 - 5 オリオールズ ○
<現地時間6月3日 T-モバイル・パーク>
オリオールズの菅野智之投手(35)が3日(日本時間4日)、敵地でのマリナーズ戦に先発登板。7回1失点の快投で5勝目(3敗)を挙げ、チームを今季初の4連勝へ導いた。
1点を先制してもらい初回のマウンドに上がった菅野は、3番・ロドリゲスを遊ゴロに仕留めるなどテンポ良く3者凡退スタート。2回も快調に2つのアウトを奪ったが、6番・テレズに右越えソロを浴び同点に追いつかれた。
3回は一死から1番・クロフォードに左前打を許すも、続くポランコを一ゴロ併殺に仕留め無失点。4回は先頭のロドリゲスに遊撃への内野安打を許したが、6番・アロザレーナを93.5マイル(約150.5キロ)の直球で見逃し三振に仕留めるなど後続をピシャリと封じた。
2-1と1点リードに変わった5回は、再びテンポ良く3者凡退に抑え5勝目の権利をゲット。2点リードとなった6回は先頭から連打を許すも、ロドリゲスを変化球攻めで3球三振に退けたあと、続く本塁数メジャー全体トップの4番・ローリーはスプリットで二ゴロ併殺に仕留めゼロを刻んだ。
7回は再び3者凡退でゼロを重ね、7回90球、5安打1失点、5奪三振1四球の快投でお役御免。試合まで3.23だった防御率は3.04に良化した。
オリオールズ打線は1-1で迎えた5回、二死から2番・ラッチマン、3番・ヘンダーソン、4番・オハーンの3連打で勝ち越しに成功。6回以降も6番・カウセルの2号ソロなどで追加点を重ね、好投する菅野を援護した。
投打が噛み合ったオリオールズは今季初の4連勝。借金13で未だア・リーグ東地区最下位だが、直近10試合は7勝3敗と調子を上げてきた。