◆ 加入後最高のピッチングに本拠地ファン拍手喝采
ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手(33)が現地時間9日のアスレチックス戦に先発登板。8回途中無失点と好投し、今季2勝目の権利を持って降板した。
中5日で同地区相手の先発マウンドに上がった菊池は、先頭打者バトラーから空振り三振を奪うなど三者凡退で立ち上がりを終えると、打者1巡をパーフェクトに抑える好発進。打線は3回裏にザック・ネト、ノーラン・シャヌエル、マイク・トラウトの3者連続タイムリーで3点を先制した。
菊池は援護を貰って以降も好投を続け、4回表は1番バトラーを二ゴロに打ち取ると、2番ウィルソンのピッチャー返しを素早い反応で捕球して投ゴロ。続く3番ルーカーのボテボテの当たりに対しても好フィールディングを見せ、この回も三者凡退とした。
勝利投手の権利がかかる5回表には、一死からこの試合初安打を許すなど二死一、二塁とピンチを招いたが、8番マッカイバーを三ゴロに打ち取って得点は与えず。6回表はわずか5球で打者3人を切り、7回表も三者凡退とすると、球数94球ながら8回表も続投。先頭の6番カーツに10球粘られながらも空振り三振に仕留め、ここで投手交代が告げられた。
この試合の菊池は104球で今季最長の7回1/3を投げ、1被安打、1四球、5奪三振、無失点という投球。今季14戦目を終えて防御率2.92、今季初めて2点台に低下させた。