ロッテ・種市篤暉[撮影=岩下雄太]

◆ ストレート

 「感覚的にもオリックス戦から良かったので、ジャイアンツ戦の前の1週間は逆に投げたいくらいの気持ちで入れていましたけど、前回の広島戦はもうちょっとかなと思います」。

 ロッテの種市篤暉は、自身のストレートをこのように分析した。その中で、前回登板の広島戦、4-1の5回二死一、二塁で秋山翔吾を2ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた5球目の151キロストレートを始め、巨人戦、広島戦では、左打者のインコースにストレートをしっかり投げ込めていた。

 「あそこに投げきれている時は一番僕の中では良い指標というか、バローメーターになっているので、ちゃんと右の外、左のインコースに投げ切れるように。ちゃんと身につけられるようにしたいなと思います」。

 6月3日に取材した時にはストレートに関して、「去年の感覚に近いものが出てきた」と話していたが、5日の巨人戦、12日の広島戦の登板を経て、現在のストレートは「巨人戦が良かったぶん、それ以上を求めてしまって、(広島戦)ちょっと力んでいたなと思います」と反省。

 「ピンチになるとやっぱり気持ちも入ってくるので、そこで体も力んでしまいがちというか、抑えたい、抑えたいとなって、ちょっとホーム方向に突っ込んで、トップが作りにくいパターンが僕の良くないパターン。もちろん高ぶるのはしょうがないですけど、自分でマインドコントロールできるように体もコントロールできるようにしていきたいと思います」。

◆ フォークとスライダー

 種市の最大の武器であるフォークは、5日の巨人戦では1-1の8回無死走者なしで丸佳浩を3ボール2ストライクから空振り三振を奪った8球目の141キロフォーク、12日の広島戦では4-1の6回二死二、三塁で坂倉将吾の初球143キロ空振り、2球目142キロ空振りを奪ったフォークがいずれもストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちだった。

 「フォークに関しては前回に関してはあまり良くなかったですね。力んでいた分、ちょっと落ちが悪かったなという印象もありますし、何より広島打線がフォークをケアしていたなと。フォークを捨てて、真っ直ぐぐらいの気持ちで来ていた感じが僕の中で受けたので、そこは試合中に気付けるように。フォークをケアしているなと思ったら、インコース真っ直ぐ、スライダーを使っていけるような。もうちょっと感度高く取り組んでいきたいと思います」。

 1-1の3回は先頭の矢野雅哉(左飛)、続く秋山翔吾(三ゴロ)をストレートで2球で追い込み、打ち取った3球目はいずれも縦に落ちるスライダーだったのも、そういったことが関係しているのだろうかーー。

 「そうですね、フォークをケアしていたのもわかっていましたし、スライダーの変化量を変えたので、それを試したかった。3回2ストライクから首振って、縦スラを選んだという感じです」。

◆ 奪三振

 前回登板の広島戦は6回を投げ4奪三振だったが、5日の巨人戦は8回を投げ今季最多の8奪三振。8奪三振中7奪三振が5球以内で三振を奪えており、追い込んでからも少ない球数で三振を取っていた。良い時の種市が戻ってきているようにも見えた。

 「そうですね、追い込み方が重要かなと思います」とキッパリ。「3球以内で追い込めた時は、大胆にボールを使えますし、フォークも大胆に思いっきりワンバウンドさせてやろうと思った中で緩みがないので、落ちも良くなる」と続けた。

 「そういった中で(カウント)3-2とか、(カウント)2-2になった時点で3ボールにしたくない、四球にしたくないになってしまう。そこは広島戦の3回以降はできていたので、そこを作れたら7回、8回、完投が見えてくると僕も思っています。もちろん前回の試合は完投を目指して投げていたので、ピンチじゃない時のカウントの作り方はすごく良かったなと思います」。

◆ 2年ぶりの甲子園登板

 今夜の登板は、敵地・甲子園での阪神戦。パ・リーグ主催試合であれば、自身のピッチングに集中できるが、今週はセ・リーグ主催試合ということもあり、打席に立つ。

 「一番は準備が難しくなるというのもありますし、何より打席に立つことで興奮してしまうので、マウンドに持ち込まないように冷静に。ヒットを打つことではなく、抑えることがいちばんのメイン。そこに重きを置いて。打席は楽しめたらいいかなというくらいの感じでいきたいと思います」。

 甲子園の応援は、本拠地・ZOZOマリンスタジアムと違った凄さがある。「一昨年は甲子園の打席の時のヤジは逆に嬉しかったというか興奮しました。プロ野球選手になったんだなという感覚はありましたし、何より甲子園で投げてみたかったし、打席にも立ちたかったので、すごい微妙なピッチングでしたけど、楽しかったイメージなので今回は勝ちたいと思っています」。前回23年に甲子園で投げた時は6回3失点だったが、阪神ファンのヤジをも自身の力に変え、甲子園で白星を手にしてみせる。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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