◆ 走・攻・守、三拍子揃った両打ちの外野手
2025年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が23日に都内で開催され、広島はドラフト1位で仙台大・平川蓮外野手(仙台大)の交渉権を獲得した。
事前の公表通り最初に創価大・立石正広内野手を指名するも、阪神と日本ハムが競合。抽選の末、立石の交渉権は阪神の藤川監督が引き当てた。外れ1位で平川を指名すると、再び日本ハムと競合。今度は新井監督が交渉権を引き当て笑顔を見せた。
平川は身長187センチ、体重91キロの恵まれた体格を持ち、走・攻・守、三拍子揃った両打ちの外野手。3年春に打点王とベストナイン(一塁)のタイトルを獲得し、4年夏には日米大学野球選手権の日本代表にも選ばれ、5試合で.375、出塁率.500の好成績を残した。
広島は今季もシーズン終盤に失速し、59勝79敗5分で2024年の4位を下回る5位。課題である打線は新助っ人のファビアンとモンテロが一定の成果を残したものの、既存戦力の底上げは乏しかった。平川には2024年のドラフト1位・佐々木らとともに、新生・広島の旗印となってほしいところだ。