2017年「新人王」の中日・京田(左)と西武・源田(右) (C)KYODO NEWS IMAGES

◆ レベルアップした姿を見せる源田

 その年もっとも活躍を見せた新人選手を称える「最優秀新人」、いわゆる“新人王”のタイトル。昨季はセ・リーグが京田陽太(中日)、パ・リーグは源田壮亮(西武)という2人の遊撃手がその栄誉を手中に収めた。

 歴代で見ても遊撃手が受賞した例は少なく、両リーグとも遊撃手だったのは史上初のこと。球界に新たな歴史を作った若き2人だが、今季は開幕から対照的な成績となっている。

 まずは、西武の源田から。今季も「2番・遊撃」の座を不動のものとすると、開幕から首位を快走するチームの中心的存在として活躍。ここまで走攻守すべての面で昨年を上回る活躍を披露している。

 打率.313はリーグ4位という好成績。本塁打こそまだ出ていないものの、二塁打は8本、三塁打は両リーグ最多の7本もマーク。盗塁もリーグ4位タイの11個を記録しており、強力打線に欠かせない“つなぎ役”として存在感を放っている。

 また、今季は打点も多く稼ぐことができている。圧倒的破壊力を誇る打線の中、2番という打順でリーグ5位タイの26打点をマーク。もともと昨季も.344と高かった得点圏打率が今季は.405に向上しており、つなぐだけでなく、ポイントゲッターとしても機能しているのだ。

 そして、本人が最も強いこだわりを見せる守備面も、今季の失策はわずかに2つだけ。昨季は攻めの守備の反動もあって両リーグ最多の失策21を記録したが、今年は広い守備範囲はそのままに確実性を増した。なにより、プレーから自信が漂う頼もしい存在になった。

◆ 2年目のジンクス…?

 その一方、苦しい戦いを強いられているのが京田だ。

 打率.224は規定到達の32人中30位と低迷。なかでも対右投手の打率が.187となっており、昨季の.273から著しく低下している。反対に左投手に対しては.235だったのが.286と克服しつつあるだけに、今後は“対右”の向上がひとつ大きなカギとなりそうだ。

 「2年目のジンクス」を心配する声もあったものの、直近5試合は18打数6安打の打率.333と調子上向き。19日の阪神戦では、定位置だった2番から離れて今季初めて1番で起用されると、4打数2安打1打点、盗塁1つに得点1と早速結果を出した。復調の兆しは見えつつあるだけに、今後に期待したい。

 ともに1年目から遊撃手という激務をこなし、新人王の栄誉に輝いた2人。今年も調子の差はあれど、ともにレギュラーを守ってチームのために奮闘を見せている。

 まだまだシーズンは始まったばかり。5月も半分を過ぎ、月末からはペナントの行方を大きく左右する交流戦も開幕する。源田は10年ぶり優勝のキーマンとして、京田は逆襲の起爆剤として…。昨季の新人王2人にかかる期待は大きい。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている

【PR】埼玉西武ライオンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

DAZN BASEBALL

桑原、石井一のFA補強をはじめ、このオフ、パ・リーグの移籍市場盛り上げ、戦力は間違いなくアップした。課題の打線が得点できれば、投手陣はそのリードを守り切れるだけの力がある。今季の戦いに注目だ。

「DAZN Baseball」は、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプラン(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できる。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】パ・リーグの全てを「パ・リーグTV」で遊び尽くす

パ・リーグTV パ・リーグ見放題パック

パ・リーグ主催の全試合をライブ配信する「パ・リーグTV」。通常価格は月額1,595円(税込)ですが、各球団のファンクラブ会員なら月額1,045円(税込)とさらにお得なプランで利用可能だ。3試合同時視聴やマルチアングル機能、13年分のアーカイブなど、公式サービスならではの視聴体験が充実している

POINT

① パ・リーグ主催の全試合をライブ配信!交流戦も視聴可能!

3試合同時視聴マルチアングルなど、独自の高機能が充実!

③ 2012年以降のアーカイブも見放題。過去の名シーンを回想できる!

この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

八木遊 の記事をもっと見る

もっと読む