コラム 2025.02.14. 17:10

リーグ連覇「歴代最長」はもちろん巨人のV9!では「連続2位」の最長は?

無断転載禁止
巨人・阿部監督 (C)Kyodo News
 今季のプロ野球は、ソフトバンクと巨人がそれぞれリーグ2連覇を狙う。

 オフに主力選手をFAで失った両球団だが、ソフトバンクは元メジャーリーガーの上沢直之を、巨人はソフトバンクから甲斐拓也を獲得。昨季と比べても大きな戦力ダウンには至っておらず、開幕前の順位予想でも多くの評論家が両球団の2連覇を予想するだろう。

 ただ、前年優勝球団はそれだけマークも厳しくなる。ライバル球団の包囲網をかいくぐって2年連続で美酒を味わうのはそう容易いことではない。

 そこで2007年以降の“連覇率”を見ると、セ・リーグとパ・リーグで対照的といえる傾向があった。

 セ・リーグの前年優勝球団が翌年連覇を果たした確率は50%(9/18)。連覇率はやや高い印象だ。同期間に3連覇達成も3度あり、2連覇を逃したのは2015年のヤクルトと2023年の阪神の2例しかない。

 一方のパ・リーグは、連覇率が33.3%(6/18)とセ・リーグに比べるとやや低め。3連覇を遂げたのも21~23年のオリックスだけで、2連覇を逃したケースが7例もあった。つまり、セ・リーグよりも頻繁に優勝球団が入れ替わっていた。

 ちなみにプロ野球が2リーグ制になった1950年以降、リーグ連覇の最長記録は巨人のV9だ。ON砲(王貞治、長嶋茂雄)を擁した川上哲治監督が1965年から73年までセ・リーグ9連覇を果たし、さらに9年連続で日本一にも輝いた。

 一方のパ・リーグは西武が1990年から94年に記録した5連覇が最長。奇しくもこの時の西武にもAK砲(秋山幸二、清原和博)という2人の大打者がチームの中心にいた(※秋山は93年オフにダイエーに移籍)。

 巨人のV9から50年以上、西武のV5からは30年以上が経過したが、その後、リーグ4連覇以上を達成したチームは現れていない。

 ここで惜しくも優勝を逃した2位の連続記録も紹介しておこう。両リーグ合わせた最長は、1956~59年の阪神(当時は大阪タイガース)で4年連続。その4シーズンはいずれも水原茂監督率いる巨人の後塵を拝した。

 昨季を含めて歴史的に見ても、セ・リーグは1位巨人、2位阪神という並びが多い。今年は秋風が吹くころにいったいどんな結末を迎えているのか。今年の公式戦は3月28日にセパ同時に幕を開ける。


文=八木遊(やぎ・ゆう)

【PR】福岡ソフトバンクホークスを観戦するなら「DAZN Baseball」

リーグ連覇、さらには日本一奪還を目指すソフトバンクは上沢直之など投手陣を強化。甲斐拓也の穴埋めが課題となるが、海野隆司ら若手捕手の成長に期待!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西