ロッテの岡大海はここまで6試合に出場して、打率.450、1本塁打、6打点、OPS1.150、得点圏打率は.600と打ちまくっている。
ただ本人は「まだ数試合なのでなんとも言えないです。2日のオリックス戦も三振をたくさんしていますし、なんとも言えないですね」と謙虚だ。
岡は開幕スタメンから外れたが、今季初スタメンとなった3月29日のソフトバンク戦、0-1の5回二死一、三塁で迎えた第3打席、「チャンスだったのでランナーを返す気持ちで打ちに行きました」と大関友久が3ボール2ストライクから投じた6球目のストレートをレフトスタンドへ一時逆転となる3ランを放てば、4-4の8回無死走者なしで迎えた第4打席、ヘルナンデスが2ボール2ストライクから投じた6球目のストレートをセンター前に弾き返しマルチ安打を達成。さらに4-4の10回一死二塁の第5打席、藤井皓哉が1ボール1ストライクから投じた外角のカットボールを逆らわずにライト前に決勝の適時打と、本塁打を含む3安打4打点の大暴れ。
「自分にとっての開幕戦の中でヒットを打てたのは良かったと思いますけど、まだまだ始まったばかりなので、これを継続していければなと思います」。
翌30日はベンチスタートも2-4の7回二死二、三塁の場面に代打で登場すると、「チャンスだったのでとにかくランナーを返すことだけを考えて打ちに行きました」と、ヘルナンデスが投じた152キロのストレートをセンターフェンス直撃となる同点の2点適時二塁打。続く5-4の9回一死一塁の第2打席も、尾形崇斗のストレートをレフト前に放ち、2試合連続マルチ安打。
4日の楽天戦こそ無安打だったが、2日と3日のオリックス戦で1安打、5日の楽天戦も、0-0の8回に先頭で迎えた第4打席、レフト前安打でチャンスメイクするなど2安打と、開幕から間違いなくマリーンズ打線を引っ張っている。
岡が常々口にしているスイングスピード、ライナー性の打球について訊くと、「シーズン通してスイングスピードが早くなるというのは考えられないですけど、ゴロ率ができるだけならないようにと言いますか、そういうのは思いますね」と話した。
◆ 春季キャンプは都城組
打撃好調の岡は、春季キャンプは都城組でスタート。「いつもより実戦が遅くなるというのもあったので、フィジカル面をいつもより長くできたというのはありますし、自分ができる調整をさせていただいたかなと思います」。
2月26日のオリックスとの練習試合から対外試合に出場したが、初打席から18打席安打がなかった。「やっぱり映像とか確認しながらやっていましたね」と、課題と向き合った。
3月9日のソフトバンクとのオープン戦で初安打をマークすると、オープン戦は12試合に出場して、打率.265、1本塁打、4打点、尻上がりに調子上げ、シーズン開幕の好スタートに繋げた。
今季はドラフト1位の西川史礁(青山学院大)をはじめ、髙部瑛斗、角中勝也、藤原恭大、和田康士朗、ファームにも山本大斗、山口航輝、石川慎吾、愛斗など非常に外野手のライバルが多く、試合に出場するためにも常に結果が求められる。「いい意味でお互い高め合っていければなと思っていますし、周りの結果を気にしてもしょうがないので、自分ができるその日、その日のベストを出していくしかないかなと思います」。
7月で34歳を迎えるが、近年は毎年キャリアハイの数字を残しており、今季もチームの中心として活躍が期待される。「走攻守全てにおいて貢献したいなと思いますし、若い子も多いので、少しでもチームみんなが気持ちよくプレーができると言いますか、迷いなくプレーできる力になれたらなと思います」。
取材・文=岩下雄太