◆ 松井裕が2年連続30セーブ
楽天の守護神といえば、『第4回 ワールドベースボールクラシック』(WBC)日本代表の松井裕樹が務め、15年には球団のシーズン最多となる33セーブをマーク。抑え2年目の昨季も30セーブを挙げるなど、楽天の守護神に君臨する。
現在の楽天は“絶対的な守護神”がいるが、最近10年の楽天の年度別最多セーブ投手を振り返ると、抑えの固定に苦しんでいた印象だ。特に野村克也監督時代の08年には、シーズン通して最多セーブ投手は青山浩二、小山伸一郎の4セーブが最高。チーム全体でも同年は18セーブしか挙げられなかった。
翌09年に球団初となるクライマックスシリーズ出場を果たしたが、シーズン途中に復帰した福盛和男の10セーブがチーム最多。球団初のリーグ優勝・日本一に輝いた13年もラズナーの17セーブと、シーズン30セーブ以上挙げた楽天のストッパーは松井裕しかいない。
◆ 楽天の最近10年間の年度別最多セーブ投手
07年 17S 福盛和男
08年 4S 青山浩二、小山伸一郎
09年 10S 福盛和男
10年 13S 川岸 強
11年 17S ラズナー
12年 22S 青山浩二
13年 17S ラズナー
14年 20S ファルケンボーグ
15年 33S 松井裕樹
16年 30S 松井裕樹