敵地でのレッドソックス戦に先発したヤンキースの田中将大

◆ ランナー溜め、痛恨の満塁弾浴びる

 ヤンキースの田中将大投手が現地時間11日(日本時間12日)、敵地でのレッドソックス戦に先発登板。4回までは好投も5回に一挙5点を失い、2勝目の権利を持ちながらも5回6失点の内容で降板した。

 ヤンキース打線は1回表、相手先発・プライスに対し、3番スタントンの2点適時打三塁打、5番サンチェスの2号2ランで一気に4点を先制。援護を受けその裏のマウンドに登った田中だったが、二死から3番ラミレスにソロ弾を浴びた。

 それでも2回は、わずか7球で3人斬り。3回と4回もテンポよく3者凡退に抑え、打線はさらに4点を追加。8-1の大量リードで5回のマウンドに登った。

 過去4イニングはすべて先頭打者を封じていたが、この回は先頭の7番ブラッドリーに中前打を許すと、その後、一死一、二塁のピンチを招いた。ここで好調な1番ベッツに左翼線への適時打二塁打を打たれ2失点目。続くデバースは左飛に仕留め、二死まで漕ぎつけたが、3番ラミレスを歩かせ満塁としたあと、続くマルティネスに中越えの満塁弾を浴びた。

 田中は何とか5回を投げ切ったが、7安打3奪三振6失点の内容で降板。防御率は5.19まで悪化した。ヤンキースは6回表に2点を追加。試合は10-6となり、勝利投手の権利は田中が保持している。

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