シート打撃に登板した中日・大野雄大

◆ 昨季は526四球献上、チーム防御率は4.36

 中日投手陣が、実戦形式のシート打撃で“無四球リレー”を見せた。

 13時から行われた「実戦練習」。試合形式ではなく1投手が4打者と対戦するシート打撃に近い練習で、走者状況も投手によってさまざまだった。

 登板したのは大野雄、福谷、笠原、柳、岡田、又吉、福、田島、小熊、祖父江、佐藤、鈴木博の12投手。キャンプ3日目で目が慣れていない打者の苦戦はある程度予想していたが、それを差し引いても投手陣の仕上がりの早さは出色だった。

 先陣を切った大野雄は力強いストレートをバンバン投げ込み、2番手の福谷は三ツ俣にファウルで粘られたが、最後はキッチリ遊ゴロに仕留めた。後続投手もストライク先行の投球で続き、乱調者は皆無。誰も四球を与えなかった。

 中日は昨季、リーグで2番目に多い526四球を献上。チーム防御率は同ワーストの4.36を記録した。投手力改善へ、四球減は重要課題。無四球リレーの最後を締めた鈴木博は「しっかりストライクゾーンに投げられた」と納得顔だった。

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