プロ3年目で初の大役
オリックスの西村徳文監督は2日、今季の開幕投手をプロ3年目の山岡泰輔に託すことを発表した。
2016年のドラフト1位でプロ入りした23歳。瀬戸内高時代には、その投球動画を見たダルビッシュ有が絶賛のコメントを残したことでも話題を集めた男だが、社会人を経てのプロ入りから3年でチームを背負う投手にまで成長した。
プロ1年目から8勝・7勝とコンスタントに勝ち星を積み重ねているとはいえ、黒星も11・12と負け越しが続いているのも事実。援護に恵まれない試合や、昨季は中継ぎでの登板を経験することもあったが、今季はチームの大黒柱として少なくとも貯金を作る働きが求められる。
オフには金子千尋と西勇輝というチームを支えてきた先発の両輪が退団。そんな状況だけに、新指揮官からの期待も大きい。本人も“新エース”というところを目指す意欲をオフから口にしており、開幕にかける想いは強い。
なお、オリックスの開幕投手は長らく白星から遠ざかっており、開幕戦の先発投手で最後に白星を挙げたのは2010年の金子千尋までさかのぼる。山岡は開幕投手として久々の勝利を挙げ、チームに最初の勝利をもたらすことができるだろうか。
オリックス・平成の開幕投手
1989年:佐藤義則(○)1990年:星野伸之(●)
1991年:佐藤義則(-)
1992年:星野伸之(○)
1993年:星野伸之(●)
1994年:星野伸之(●)
1995年:佐藤義則(-)
1996年:星野伸之(○)
1997年:星野伸之(-)
1998年:星野伸之(●)
1999年:小林 宏(○)
2000年:小林 宏(●)
2001年:金田政彦(-)
2002年:エド・ヤーナル(●)
2003年:吉井理人(●)
2004年:具 臺晟(●)
2005年:川越英隆(-)
2006年:川越英隆(○)
2007年:川越英隆(-)
2008年:金子千尋(○)
2009年:小松 聖(●)
2010年:金子千尋(○)
2011年:木佐貫洋(-)
2012年:アルフレッド・フィガロ(●)
2013年:金子千尋(-)
2014年:金子千尋(-)
2015年:ブランドン・ディクソン(●)
2016年:金子千尋(-)
2017年:金子千尋(-)
2018年:西 勇輝(●)
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[通算] 7勝12敗
※登録名は当時のもの