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ファームの“勝ち頭”ロッテ・土肥星也の課題と期待 

制球力向上も…


 プロ野球は現在、オールスターへ向けた9連戦の真っ只中。上位進出をうかがうロッテは、石川歩が『右尺側手根屈筋炎』で一軍登録を抹消され、ローテーションの投手が1枚減った中で、大型連戦がスタートした。さらにオールスター明けにも10連戦、9連戦があり、ファームで結果を残している先発投手たちにも登板機会が巡ってくる可能性は高い。当然、イースタントップの8勝を挙げる土肥星也もそのひとりだ。

 土肥はここまで一軍で2試合に登板しているが、二軍でやってきたことを「出せた感覚はあまりないですね」と悔しさをにじませる。

 これまで制球に苦しんできた土肥だったが昨年の秋季キャンプで、大隣憲司二軍投手コーチから下半身を主導にした投球の指導を受け、「以前は上体だけで投げていたので、コントロールがつかなかったんですけど、下半身主体で投げることでコントロールがしやすい」と制球力が向上した。

 昨季は一、二軍の公式戦で、合計90回1/3を投げて39与四球。与四球率が3.89だったが、今季はここまで二軍戦で79回1/3を投げて、14与四球、与四球率は1.59と数字でも結果として現れている。

 土肥は、今季一軍初登板となった6月8日の巨人戦で、5回を投げ2失点、与四球は1つに抑えた。しかし、2度目の登板となった6月22日のヤクルト戦は「ストライクが入らなかった。二軍ではそういうことがなかったが、ストライク先行の投球ができなかった。クイックのときにあんまり合っていなかったので、そこが課題だなと思います」と4回を投げ4安打、3与四球、3失点と悔しい投球内容だった。

 「(一軍の打者は)甘いところに入ったら、打たれますね。ヤクルトとの試合ではストライクを入れるのが精一杯で、甘いところに入ったら打たれた。そこが二軍との違いです」と唇をかんだ。

ファームでは課題克服に励む


 ヤクルト戦での反省を踏まえ、現在ファームでは試合の中でクイック、ランナーを出した時の投球の課題克服に励んでいる。

 また、「一軍で通用するように無駄なボールを投げないとか、二軍はストライクゾーンがちょっと広いので、そういったところを意識してやっています」と同じ失敗を繰り返さないため、一軍のマウンドに立って感じた部分をファームの実戦の中で取り入れている。

球宴明けには大型連戦


 現在9連戦中のロッテは、オールスター明けも7月30日のオリックス戦から8月8日のソフトバンク戦まで10連戦、1日休んで10日の西武戦から18日のオリックス戦にかけて9連戦が控えている。

 夏場は連戦が多く、チャンスは必ずどこかで訪れるはずだ。土肥は「ランナーを出してからの投球。クイックに加え、変化球をひとつ覚えようかなと思って投げ始めている。しっかり一軍で投げられるようにしたいと思います」と準備する。

 「またチャンスをもらえるように二軍では、内容を求めてやっていきたいと思います」。一軍のマウンドで結果を残すため、課題をひとつひとつクリアにしていく。

取材・文=岩下雄太
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