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101回目の夏を彩る注目選手たち:西舘勇陽(花巻東)

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岩手のもう一人の逸材


 “令和最初”の夏の甲子園、『第101回全国高等学校野球選手権大会』が8月6日に開幕。今大会注目の選手たちをピックアップする『101回目の夏を彩る注目選手たち』で今回取り上げるのは、大会3日目となる8月9日の第1試合に登場する、花巻東の“大型右腕”西舘勇陽投手だ。

▼ 西舘勇陽(花巻東)
3年 投手 184cm・80kg 右投右打

 東北でも屈指の実力を誇る大型右腕。1年の夏からベンチ入りを果たし、1年の秋は背番号17ながら主戦として活躍。チームの選抜出場にも大きく貢献した。

 しかし、その後は腰痛もあって伸び悩む。昨年春の選抜では、準々決勝の対大阪桐蔭戦で2番手としてマウンドに上がるも6安打を浴びて5点を失い、わずか2回で降板。その後も調子は上がらず、昨年夏の甲子園も、わずか1/3回の登板に終わり、チームも初戦で敗退した。

 ようやく調子が上向いてきたのは今年の春から。岩手県大会の準々決勝、対一関第一戦でリリーフ登板。5回をパーフェクトに抑え、最速も147キロをマークするなど、復調ぶりを印象付けると、この夏の岩手大会はフル回転。初登板となった初戦の対花巻北戦こそ1回を投げて2失点と苦しんだが、その後はヒットこそ打たれるものの粘り強いピッチングを見せてチームを2年連続の夏の甲子園に導いた。

 元々欠点の少ないフォームだったが、下半身が安定したことで力強さが加わり、ストレートもコンスタントに145キロ以上をマークするようになった。打者の手元で小さく落ちるスプリットはブレーキがあり、大きなカーブで緩急をつけられるのも持ち味だ。佐々木朗希(大船渡)ばかりが注目されるが、岩手のもう一人の逸材にも注目してもらいたい。

▼ 地方大会の成績
5試合 23回1/3 被安打25 奪三振25 与四死球6 失点7

▼ 第4日・8月9日(金)
第1試合:花巻東(岩手)- 鳴門(徳島)<8:00>

文・写真=西尾典文(にしお・のりふみ)
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