矢野体制2年目の前進に期待
昨季は最終盤の絶対に負けられない状況で6連勝。奇跡の追い込み劇で3位に滑り込んだ阪神。
クライマックスシリーズでも、勢いのままに敵地でDeNAを撃破。結果的に“下剋上”とはならなかったものの、ハマった時の強さを存分に見せつけてシーズンを終えた。
矢野燿大監督の就任2年目となる今季は、さらなる前進、上位進出にも期待がかかっている。
とにかく打線の強化を
Aクラス入りこそ果たしたが、やはり最後まで苦戦した要因と言えば打線。総得点538はリーグワーストと、上位進出に向けての課題が攻撃力というのは明白だ。
そこで、チームは救世主候補として2人の新助っ人を獲得した。ジャスティン・ボーアとジェリー・サンズという、左右の中軸候補である。
メジャーで3度のシーズン20発を記録したボーアは、来日して以降もその凄まじいパワーを発揮。「バースの再来や！」という声も挙がったほど、期待は膨らんでいた。
ところが、オープン戦で打率.200・本塁打は0と苦しむと、練習試合では豪快な本塁打こそ放ったものの、一方で左投手への弱さも露呈。開幕を前に不安が広がっている。
また、サンズも韓国リーグ打点王の看板を引っ提げ、勝負強い打撃に期待がかかっていたが、練習試合期間中に二軍降格が決定。どうやら開幕での新助っ人揃い踏みはなさそうだ。
昨季は若き大砲・大山悠輔が奮闘を見せるも、不動の4番としてはやや物足りなさも感じる成績に。糸井嘉男や福留孝介と言ったベテラン頼みの部分もあっただけに、今季は助っ人がどれだけ働いてくれるのか。ここがポイントになってくる。
新助っ人はやや不安を残したものの、来日2年目のジェフリー・マルテは順調なアピールを見せ、三塁のレギュラーとしてのスタートが濃厚。あとはボーアが“本番”に入ってどんな成績を残すか。今季の阪神を左右すると言っても過言ではないだろう。
阪神タイガース
監督・コーチ（一軍）
88 矢野燿大（監督）
81 清水雅治（ヘッドコーチ）
85 福原 忍（投手コーチ）
73 金村 暁（投手コーチ）
89 藤井彰人（バッテリーコーチ）
99 井上一樹（打撃コーチ）
83 新井良太（打撃コーチ）
71 久慈照嘉（内野守備・走塁コーチ）
74 藤本敦士（内野守備・走塁コーチ）
96 筒井 壮（外野守備・走塁コーチ）
監督・コーチ（二軍）
78 平田勝男（監督）
70 高代延博（チーフコーチ）
90 香田勲男（投手コーチ）
72 高橋 建（投手コーチ）
82 山田勝彦（バッテリーコーチ）
80 北川博敏（打撃コーチ）
84 日高 剛（打撃兼分析担当コーチ）
76 平野恵一（内野守備・走塁コーチ）
87 中村 豊（外野守備・走塁コーチ）
86 安藤優也（育成コーチ）
投 手
14 能見篤史
15 西 純矢
16 西 勇輝
17 岩貞祐太
18 馬場皐輔
19 藤浪晋太郎
20 中田賢一
21 岩田 稔
22 藤川球児
26 呂 彦青
27 尾仲祐哉
28 小野泰己
29 髙橋遥人
30 高野圭佑
34 谷川昌希
35 才木浩人
36 浜地真澄
37 及川雅貴
40 福永春吾
42 ジョン・エドワーズ
43 守屋功輝
46 秋山拓巳
47 川原 陸
48 齋藤友貴哉
49 ジョー・ガンケル
50 青柳晃洋
56 飯田優也
61 望月惇志
64 桑原謙太朗
65 湯浅京己
66 小川一平
67 岩崎 優
69 島本浩也
75 ロベルト・スアレス
77 オネルキ・ガルシア
92 伊藤和雄
＜育成＞
115 横山雄哉
121 石井将希
126 牧丈一郎
捕 手
12 坂本誠志郎
39 長坂拳弥
44 梅野隆太郎
57 岡﨑太一
59 藤田健斗
94 原口文仁
95 片山雄哉
内野手
00 上本博紀
0 木浪聖也
2 北條史也
3 大山悠輔
4 熊谷敬宥
31 ジェフリー・マルテ
33 糸原健斗
38 小幡竜平
41 ジャスティン・ボーア
45 遠藤 成
55 陽川尚将
58 荒木郁也
62 植田 海
＜育成＞
125 藤谷洸介
外野手
5 近本光司
7 糸井嘉男
8 福留孝介
9 髙山 俊
25 江越大賀
32 井上広大
51 伊藤隼太
52 ジェリー・サンズ
53 島田海吏
60 中谷将大
63 板山祐太郎
68 俊 介
＜外野手＞
127 小野寺暖
128 奥山皓太
まとめ
▼ 阪神タイガースを展望！
大砲ボーアと打点王サンズは救世主になるか
阪神・“新加入”名鑑2020
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高校球界のスターたちが再び聖地へ
阪神・ルーキー名鑑2020
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