5戦全勝で悲願の金メダル
1年遅れで開催された東京オリンピックは、8月8日に国立競技場で行われた閉会式をもって閉幕。
2008年の北京大会以来13年ぶりに復活した「野球・ソフトボール」競技では、ソフトボール日本代表が連覇、野球日本代表の侍ジャパンが正式競技採用後では初となる金メダルを獲得した。
稲葉篤紀監督率いる侍ジャパンは、故障者やコンディション不良の影響で大会直前にメンバーの入れ替えを強いられたが、高卒4年目の21歳から“華の1988年世代”と称される32歳まで計24名の選手が奮闘。本大会を5戦5勝の無敗で頂点まで駆け抜けた。
準決勝の韓国戦で決勝打を放つなど、不動のリードオフマンとして打線を牽引した山田哲人は全5試合に出場し打率.350、7打点、大会トップの3盗塁をマークし大会MVPを受賞。山本由伸と甲斐拓也、坂本勇人は大会ベストナインに選出された。
2017年に監督に就任し、チームを球界悲願の五輪制覇へと導いた稲葉監督は「この選手たちと結束して金メダルをとれたことを大変うれしく思っています。素晴らしい選手たちと野球ができて、本当に幸せに思います」と、メダリスト会見で喜びを口にした。
東京オリンピック出場国と順位
1位 日本(開催国)2位 アメリカ(アメリカ大陸予選)
3位 ドミニカ共和国(世界最終予選)
4位 韓国(プレミア12)
5位 イスラエル(アフリカ欧州予選)
6位 メキシコ(プレミア12)
侍ジャパンの戦跡
▼ 7月28日(水)オープニングラウンド
日本 4x- 3 ドミニカ共和国
DOM|000 000 201 |3
JPN|000 000 103x|4
☆試合詳細
⇒ https://baseballking.jp/ns/288834
<継投>
山本-青柳-平良-山﨑-栗林
<本塁打>
なし
▼ 7月31日(土)オープニングラウンド
メキシコ 4 - 7 日本
JPN|011 300 110|7
MEX|100 100 020|4
☆試合詳細
⇒ https://baseballking.jp/ns/289187
<継投>
森下-伊藤-平良-栗林
<本塁打>
山田、坂本
▼ 8月2日(月)ノックアウトステージ
日本 7x- 6 アメリカ
USA|000 330 000 0 |6
JPN|002 120 001 1x|7
☆試合詳細
⇒ https://baseballking.jp/ns/289461
<継投>
田中-岩崎-青柳-千賀-山﨑-大野-栗林
<本塁打>
鈴木
▼ 8月4日(水)準決勝
日本 5 - 2 韓国
KOR|000 002 000|2
JPN|001 010 03X|5
☆試合詳細
⇒ https://baseballking.jp/ns/289716
<継投>
山本-岩崎-伊藤-栗林
<本塁打>
なし
▼ 8月7日(土)決勝戦
日本 2 - 0 アメリカ
USA|000 000 000|0
JPN|001 000 01X|2
☆試合詳細
⇒ https://baseballking.jp/ns/290029
<継投>
森下-千賀-伊藤-岩崎-栗林
<本塁打>
村上
侍ジャパン・メンバー
<監督>
80 稲葉篤紀
<コーチ>
88 金子 誠(ヘッド兼打撃コーチ)
81 建山義紀(投手コーチ)
84 村田善則(バッテリーコーチ)
82 井端弘和(内野守備・走塁コーチ)
87 清水雅治(外野守備・走塁コーチ)
<投手>
11 菅野智之(巨人=31)※7/3辞退
12 青柳晃洋(阪神=27)
13 岩崎 優(阪神=29)
15 森下暢仁(広島=23)
16 伊藤大海(日本ハム=23)
17 山本由伸(オリックス=22)
18 田中将大(楽天=32)
19 山﨑康晃(DeNA=28)
20 栗林良吏(広島=24)
21 千賀滉大(ソフトバンク=28)
22 大野雄大(中日=32)
41 中川皓太(巨人=27)※6/25辞退
61 平良海馬(西武=21)
<捕手>
7 梅野隆太郎(阪神=30)※6/18追加
10 甲斐拓也(ソフトバンク=28)
27 會澤 翼(広島=33)※6/18辞退
<内野手>
1 山田哲人(ヤクルト=28)
2 源田壮亮(西武=28)
3 浅村栄斗(楽天=30)
4 菊池涼介(広島=31)
6 坂本勇人(巨人=32)
55 村上宗隆(ヤクルト=21)
<外野手>
8 近藤健介(日本ハム=27)
9 柳田悠岐(ソフトバンク=32)
31 栗原陵矢(ソフトバンク=24)
34 吉田正尚(オリックス=27)
51 鈴木誠也(広島=26)