● 日本ハム 4 － 8 楽天 ○
＜17回戦・札幌ドーム＞

　日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手（23）が21日、本拠地での楽天戦で後半戦初先発。制球に苦しんだ初回から失点を重ね、自己ワーストの10安打6失点（自責点5）で5敗目（7勝）を喫した。

　東京五輪では侍ジャパンの一員として、金メダル獲得に貢献した右腕。後半戦初登板は本拠地での凱旋登板となった。初回、いきなり無死満塁のピンチを招くと、4番・島内は遊飛に退けたものの、続く岡島に押し出し死球を与え先制点を献上。その後も内野ゴロと二塁・佐藤の失策の間に2点を失った。

　4回は8番・炭谷に左越えソロを浴び4失点目。5回は先頭からの連打で無死一、三塁のピンチを招き、島内に右犠飛、続く岡島には右前適時打を許し計6失点となった。伊藤は5回105球、10安打6失点（自責点5）、3奪三振2四死球の内容で降板。被安打、失点数はいずれも自己ワーストとなり、2勝目を挙げた5月28日の中日戦（札幌ドーム）から続いていた自身の連勝は「6」で止まった。

　元気のない打線は楽天先発・岸の前に6回まで3安打無得点。救援陣に対し7回以降に途中出場・髙濱6号2ランなどで4点を返したが、序盤の失点が重く、後半戦は白星なしの4連敗で借金は今季ワーストを更新する「16」となった。