25年ぶりの優勝を果たし、胴上げされるオリックスの中島聡監督<写真=北野正樹>

◆ セパともに前年最下位Vは史上初

 オリックスの25年ぶりとなるリーグ優勝が決まった。優勝へのマジックを「3」としていた2位・ロッテが27日の楽天戦に1-2で敗れ、残り2試合での自力優勝の可能性が消滅。この瞬間、一度もマジックを点灯しないまま一足先に全日程を終えていたオリックスのパ・リーグ優勝が決まった。

 昨季まで2年連続最下位に沈んでいたオリックスは、パ・リーグ勢が揃って苦戦した交流戦を12勝5敗で制し、6月20日に球団7年ぶりとなる首位に浮上。後半戦はロッテとの熾烈な首位争いを繰り広げるなか、10月14日にマジック9の点灯を許したが、以降の7試合を4勝2敗1分と勝ち越し、リーグ最高勝率を保ったままシーズンを終えていた。

 昨季途中から監督代行を務めていた中嶋聡監督を指揮官に据えて臨んだ初めてのシーズン。投手4冠のエース・山本由伸と2年連続首位打者を確実にしている主砲・吉田正尚の投打の柱を軸に、6年目の杉本裕太郎が3割30本塁打と覚醒。5月から定着した1番・福田周平、2番・宗佑磨の上位打線もハマり上昇気流を捉えた。

 また、13勝を挙げた宮城大弥と、2ケタ本塁打を放った紅林弘太郎の高卒2年目コンビや、3年目のリリーフ左腕・富山凌雅など、若手選手の成長とともに白星を重ねたことも今季のオリックスの特徴。シーズン終盤には吉田正が離脱するアクシデントに見舞われたものの、T-岡田や安達了一らベテランの働きも要所で光り、チーム一丸で主砲離脱の苦境を乗り越えた。

 なお、前日にはセ・リーグでも昨季最下位のヤクルトがリーグ優勝を決めており、両リーグ揃って前年度最下位のチームが優勝するのは史上初。

 11月10日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは、2位・ロッテと3位・楽天の勝者と対戦し、日本一に輝いた1996年以来25年ぶりとなる日本シリーズ進出を目指す。(※2001年に近鉄が出場)

この記事を書いたのは

藤田皓己

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