2年連続で2位となったロッテは今季、本拠地・ZOZOマリンスタジアムで33勝32敗7分と大きな貯金を作ることができなかった。ただ、6回終了時点でリードしていれば25勝3敗2分で、4月24日のソフトバンク戦から9月12日の楽天戦にかけて引き分けを挟み18連勝。とにかく6回終了時点でリードしていれば、ZOZOマリンで無類の強さを誇った。
感動的なサヨナラ勝利も4試合あり、岡大海は4月21日の日本ハム戦、10月15日のソフトバンク戦でサヨナラ本塁打を放ち、“ヒロミナイト”として大きな話題を呼び、シーズン終了後には『スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞』を受賞した。
ZOZOマリンで今季もたくさんの喜びや悔しさを味わった選手たち。ここでは“ZOZOマリンなんでもナンバー1”として、野手と投手のそれぞれのナンバー1を紹介していきたい。
野手では全試合トップバッターとして出場し最多安打と盗塁王のタイトルを獲得した荻野貴司が、ZOZOマリンスタジアムでも試合数(72)、打率(.296)、安打(85)、盗塁(16)でトップに輝いた。今季24盗塁を記録したが、そのうち16盗塁がZOZOマリンで決めたものだった。
来季もロッテでプレーすることが決まったレアードも、18本塁打、53打点はチームトップの成績。9月10日の楽天戦では、2-2の9回に酒居知史から豪快なサヨナラ本塁打を放った。レアードといえば、本塁打後にベンチ前で行う“寿司パフォーマンス”がおなじみとなっているが、ZOZOマリンで“幕張スシ”に来店し寿司を食べたのが最も多かったのは三木亮の13回となっている。
三木は寿司を食べた回数が多かっただけでなく、守備からの途中出場がチーム最多の29試合。途中出場も和田康士朗の42試合に次いで2番目に多い39試合だった。
途中出場がチームトップの42試合だった和田は、代走での出場試合数(27試合)、代走で決めた盗塁数(9盗塁)でもチームトップだった。和田は外野の守備からの途中出場が15試合で、代打での出場は1試合もなかった。
投手陣をみると、今季自身初の2桁勝利を達成した小島和哉がZOZOマリンでチーム最多の6勝をマーク。5月30日の広島戦から自身5連勝で、1度も負けることなくシーズンを終えた。
奪三振数はZOZOマリンで47回1/3ながら、佐々木朗希がチームトップの50奪三振を記録。9月10日の楽天戦で9奪三振、10月7日の楽天戦で8奪三振、10月23日の日本ハム戦で11奪三振と、リーグ優勝を争う大事な時期での3試合で28個の三振を奪った。ZOZOマリンでの白星はなかったが、その投球内容は非常に頼もしかった。
リリーフの記録はというと、10月25日の日本ハム戦で球団新記録となるシーズン38セーブ目を挙げるなど、最多セーブのタイトルを手にした守護神・益田直也がチームトップの31登板、17セーブを挙げた。
6回終了時点でリードしていた試合の勝率が高かったように、勝ち試合の7回を担当した国吉佑樹がZOZOマリンで11試合・11イニングを投げて自責点0、佐々木千隼も27試合・防御率1.47、ホールドはチームトップの13、益田も31試合・17セーブ・防御率2.90だった。
来季はZOZOマリンスタジアムで今季以上に勝ち星を挙げ、1974年以来のリーグ優勝を達成したい。
▼ ロッテ、ZOZOマリンでの今季チームトップの成績
【打者】
試合:荻野貴司、中村奨吾(72)
打率:荻野貴司(.296)
得点圏打率:レアード(.364)
安打:荻野貴司(85安打)
本塁打:レアード(18本)
ラグーン弾:レアード(3本)
※ソフトバンク・栗原もレアードと並び3本のラグーン弾
打点:レアード(53打点)
盗塁:荻野貴司(16盗塁)
犠打:藤岡裕大(8犠打)
【途中出場】
途中出場:和田康士朗(42)
代打出場:角中勝也(22)
代打安打:岡大海(6安打)
代打本塁打:菅野剛士、山口航輝(1本)
代打打点:角中勝也、山口航輝(2打点)
代走出場:和田康士朗(27試合)
代走盗塁:和田康士朗(9盗塁)
守備固め:三木亮(29試合)
【投手】
登板:益田直也(31)
勝利:小島和哉(6勝)
ホールド:佐々木千隼(13)
セーブ:益田直也(17)
投球回:小島和哉(64回1/3)
奪三振:佐々木朗希(50)
文=岩下雄太
感動的なサヨナラ勝利も4試合あり、岡大海は4月21日の日本ハム戦、10月15日のソフトバンク戦でサヨナラ本塁打を放ち、“ヒロミナイト”として大きな話題を呼び、シーズン終了後には『スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞』を受賞した。
ZOZOマリンで今季もたくさんの喜びや悔しさを味わった選手たち。ここでは“ZOZOマリンなんでもナンバー1”として、野手と投手のそれぞれのナンバー1を紹介していきたい。
野手では全試合トップバッターとして出場し最多安打と盗塁王のタイトルを獲得した荻野貴司が、ZOZOマリンスタジアムでも試合数(72)、打率(.296)、安打(85)、盗塁(16)でトップに輝いた。今季24盗塁を記録したが、そのうち16盗塁がZOZOマリンで決めたものだった。
来季もロッテでプレーすることが決まったレアードも、18本塁打、53打点はチームトップの成績。9月10日の楽天戦では、2-2の9回に酒居知史から豪快なサヨナラ本塁打を放った。レアードといえば、本塁打後にベンチ前で行う“寿司パフォーマンス”がおなじみとなっているが、ZOZOマリンで“幕張スシ”に来店し寿司を食べたのが最も多かったのは三木亮の13回となっている。
三木は寿司を食べた回数が多かっただけでなく、守備からの途中出場がチーム最多の29試合。途中出場も和田康士朗の42試合に次いで2番目に多い39試合だった。
途中出場がチームトップの42試合だった和田は、代走での出場試合数(27試合)、代走で決めた盗塁数(9盗塁)でもチームトップだった。和田は外野の守備からの途中出場が15試合で、代打での出場は1試合もなかった。
投手陣をみると、今季自身初の2桁勝利を達成した小島和哉がZOZOマリンでチーム最多の6勝をマーク。5月30日の広島戦から自身5連勝で、1度も負けることなくシーズンを終えた。
奪三振数はZOZOマリンで47回1/3ながら、佐々木朗希がチームトップの50奪三振を記録。9月10日の楽天戦で9奪三振、10月7日の楽天戦で8奪三振、10月23日の日本ハム戦で11奪三振と、リーグ優勝を争う大事な時期での3試合で28個の三振を奪った。ZOZOマリンでの白星はなかったが、その投球内容は非常に頼もしかった。
リリーフの記録はというと、10月25日の日本ハム戦で球団新記録となるシーズン38セーブ目を挙げるなど、最多セーブのタイトルを手にした守護神・益田直也がチームトップの31登板、17セーブを挙げた。
6回終了時点でリードしていた試合の勝率が高かったように、勝ち試合の7回を担当した国吉佑樹がZOZOマリンで11試合・11イニングを投げて自責点0、佐々木千隼も27試合・防御率1.47、ホールドはチームトップの13、益田も31試合・17セーブ・防御率2.90だった。
来季はZOZOマリンスタジアムで今季以上に勝ち星を挙げ、1974年以来のリーグ優勝を達成したい。
▼ ロッテ、ZOZOマリンでの今季チームトップの成績
【打者】
試合:荻野貴司、中村奨吾(72)
打率:荻野貴司(.296)
得点圏打率:レアード(.364)
安打:荻野貴司(85安打)
本塁打:レアード(18本)
ラグーン弾:レアード(3本)
※ソフトバンク・栗原もレアードと並び3本のラグーン弾
打点:レアード(53打点)
盗塁:荻野貴司(16盗塁)
犠打:藤岡裕大(8犠打)
【途中出場】
途中出場:和田康士朗(42)
代打出場:角中勝也(22)
代打安打:岡大海(6安打)
代打本塁打:菅野剛士、山口航輝(1本)
代打打点:角中勝也、山口航輝(2打点)
代走出場:和田康士朗(27試合)
代走盗塁:和田康士朗(9盗塁)
守備固め:三木亮(29試合)
【投手】
登板:益田直也(31)
勝利:小島和哉(6勝)
ホールド:佐々木千隼(13)
セーブ:益田直也(17)
投球回:小島和哉(64回1/3)
奪三振:佐々木朗希(50)
文=岩下雄太