巨人・坂本勇人(C) Kyodo News

◆ 代名詞の内角打ちで印象づけたキャプテンの復帰

 2022年シーズン、左内腹斜筋筋損傷によって開幕戦連続先発出場が14年で途絶えた巨人・坂本勇人。脇腹のケガということで故障が長引くのではないかと心配する声もあったが、開幕3戦目で早々に戦列に復帰すると、いきなりその存在感を存分に示した。

 3月27日の中日戦に2番・遊撃でスタメン出場を果たした坂本に、早速チャンスで打席が巡ってくる。初回、先頭・吉川尚輝の右三塁打により無死三塁となった場面で、まずはあいさつ代わりの左翼線適時二塁打をマーク。

 内角高めの簡単ではないコースへの直球だったが、ファンから「変態的」とも称されるいかにも坂本らしい内角のさばきを披露し、その後は珍しく塁上で掲げた右腕を振り下ろす派手なアクションで感情をあらわに。キャプテン・坂本の復帰を強く印象づけるシーンだった。

 その後も坂本のバットからは快音が止まらない。2回、4回と続けて相手先発・柳裕也のスライダーを左前へ運ぶと、7回には外角直球を逆らわずに逆方向へ弾き返し、右中間を深々と破る二塁打。復帰戦でいきなりの4打数4安打だ。

◆ 後継者候補が不安を露呈…このままで大丈夫?

 この日は4安打目を放ったところで代走を送られお役御免となった坂本。ただ、代わった廣岡大志のプレーが、坂本とは対照的な意味で強い印象を残した。

 2点をリードした9回の守備では、無死一塁の場面で併殺を焦ったか、石川昂弥の二遊間へのなんでもないあたりをはじいて一、三塁とし、同点とされるきっかけをつくってしまった。

 続く9回裏の攻撃では、一死一塁の場面で廣岡に打席が巡ってくる。その打席中、相手のミスもあって一死二塁とサヨナラのチャンスとなったが、廣岡は結局遊ゴロに打ち取られてしまった。

 皮肉にも攻守における廣岡のまずいプレーとの対比により、坂本の存在感の大きさが浮き彫りとなった格好だ。

 とはいえ、坂本ももう33歳。もちろんまだまだ活躍できる、あるいは活躍してもらわないと困る選手ではある。しかし、かねてより指摘されていることではあるが、坂本が元気なうちにポスト坂本を育てることも巨人にとって重要な課題のひとつだとあらためて感じさせられた一戦であった。

文=清家茂樹(せいけ・しげき)

【清家茂樹・プロフィール】
1975年、愛媛県生まれ。出版社勤務を経て2012年独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。野球好きが高じてニコニコ生放送『愛甲猛の激ヤバトーク 野良犬の穴』にも出演中。

この記事を書いたのは

清家茂樹

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