オリックス － ソフトバンク
＜6回戦・京セラドーム大阪＞

　ソフトバンクの千賀滉大投手（29）が完封目前の9回に2失点。自身3年ぶりの完封勝利を逃し、今季4勝目は次回登板にお預けとなった。

　試合前時点でチーム打率.192と低迷しているオリックス打線を相手に、4回まで打者12人をパーフェクトに抑える快投を見せ、頓宮裕真に初安打を許した5回のピンチは連続三振で無失点。6回と7回も走者を背負いながら併殺で3人斬りと、完封を狙えるペースで2点リードの9回のマウンドに上がった。

　しかし、イニング先頭の代打・野口智哉に内野安打で出塁を許すと、続く1番・福田周平に中安打を打たれ、この試合初めての連打で5回以来のピンチ到来。さらに犠打と四球で一死満塁とされると、この試合2度「四球」で歩かせていた4番・吉田正尚に155キロのストレートを右前へ弾き返され2者が生還。最後の最後に踏ん張りきれず、試合を振り出しに戻された。

　その後、逆転サヨナラは許さなかったが、結局9回裏だけで20球を投じ、120球・5安打3四球2失点で勝敗つかず降板。10回裏のマウンドには上がらず、今季4勝目は持ち越しとなった。