○ ソフトバンク　1x － 0　日本ハム ●
＜6回戦・熊本＞

　ソフトバンクは9回に決勝点を挙げサヨナラ勝ち。9回1安打無失点の快投を見せた大関友久が、開幕戦以来となる白星を完封で飾った。

　大関は4回に2番・アルカンタラに左安打を許した以外は1本の安打も許さない圧巻の投球で、自己最多の13奪三振もマーク。相手先発・伊藤大海の前に、味方打線もゼロを並べる投手戦となったが、9イニング125球をひとりで投げきる力投を見せた。

　すると0－0で迎えた9回裏、8番・周東佑京が相手3番手・ロドリゲスから四球を選んで出塁すると、二盗を決めチャンスメーク。9番・甲斐拓也は二遊間のゴロに倒れたかと思われたが、この打球を遊撃手・上川畑大悟がファンブル（記録は内野安打）している間に、二走・周東が一気にホームイン。最後はスピードスターの快足で白星をかっさらった。

　自身5試合ぶりの白星を掴んだ大関は、試合後のヒーローインタビューで「ちょっと感動しています」と劇的な決着に笑顔。「しばらく勝てていなかった。チームに迷惑をかける投球もあった。そういう中でこういう痺れる試合を勝てたのはよかった」と頷いた。

　これでチームは引き分けを挟んで3連勝。週末に対戦する首位・オリックスとのゲーム差「2」をキープしつつ、明日のカード2戦目に臨むことになった。