2023.05.12 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 1 | 終了 | 7 | 中日ドラゴンズ |
神宮 |
「守りからリズムを作るのが本来の強いヤクルトの野球」
ヤクルトは12日、中日との試合(神宮)で1-7と敗戦。序盤からミスが続き2連敗となった。
ヤクルトの先発は高梨裕稔。初回、2番・岡林勇希にプロ初アーチとなる1号2ランを打たれ、いきなり先制をされると、2回には一死二塁のピンチを招き、1番・大島洋平に左前適時打を放たれる。その打球を左翼・濱田太貴が本塁に送球し、その間に大島が二塁を狙う。それを見て捕手の古賀優大が二塁に送球するも、大きく逸れて悪送球。ボールが外野を転々とするうちに、大島が本塁に生還。この序盤のミスが響き敗戦となった。
勝敗を分けた2回の古賀の送球ミスについて、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「古賀の送球はアウトになるタイミングでは無いのに投げている。さらには送球に対するカバーも付いていない。プレーの選択をなかなか上手くできていないところがある。ヤクルトは現在、体調不良による「コロナ特例2023」で主力選手の離脱というのが影響していると思うが、センターラインを中心に守りからリズムを作るのが本来の強いヤクルトの野球だと思う」と手痛いミスに苦言を呈した。
ヤクルトは11日に中村悠平が、12日には石山泰稚、星知弥が体調不良による「コロナ特例2023」の対象選手として出場選手登録を抹消された。
主力選手が相次いで離脱しているなか、髙津監督は「今は本当に我慢して、粘って忍耐強くと自分に言い聞かせている」と懸命に前を向いているようだ。苦しい時期だからこそ、リーグ2連覇に貢献した、髙津監督の手腕に期待したいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』