○ 楽天 3x － 2 日本ハム ●
＜12回戦・楽天モバイル＞

　楽天は28日、日本ハムとの試合（楽天モバイル）に延長12回での劇的サヨナラ勝ちを収めた。

　先発登板したドラフト1位ルーキー・荘司康誠は粘りの投球を披露。2回に先頭の万波中正に真っすぐを弾かれ、先制のソロホームランを許し、4回には上川畑大悟に犠飛を放たれ2失点を喫するものの、5回以降は立て直し、8回まで各イニング三者凡退に抑え込む。9回のマウンドにも上がり、福田光輝、松本剛、野村佑希を3者連続三振に打ち取り、ここで降板。9回114球、3安打、7奪三振の2失点と力投を見せた。

　なんとか荘司の好投に応えたい打線は、1点ビハインドの9回、四球と安打も絡み、一死満塁のチャンスを作ると、5番・小郷裕哉が犠飛を放ち、土壇場で同点に追いつく。

　2－2の同点で迎えた延長12回、先頭の4番・浅村栄斗の中安打をきっかけに、一死二・三塁とし一打サヨナラの場面を作ると、代打・岡島豪郎が左翼の頭上を越える、サヨナラ打を放ちゲームセット。

　勝利した楽天は残る借金が「9」となり、交流戦前最後のカードを勝ち越しで終える形となった。