ソフトバンク・近藤健介 (C)Kyodo News

◆ 「本来の強さが出てくる」

 ソフトバンクは10日、敵地での楽天戦に11-4で快勝。14安打11得点と打線爆発し、楽天戦の連敗を4で止めた。

 打線は3回、9番・甲斐拓也が8号ソロを左翼席へ運び先制すると、その後も1番・三森大貴の安打と盗塁などで一死三塁とし、3番・柳田悠岐の犠飛で2点目を加える。5回は一死三塁から三森が技ありの適時三塁打を右翼線へ運び3点目、続く牧原大成の中犠飛で4-0とリードを広げた。

 6回は4番・近藤健介の左越え17号ソロで5点目を奪うと、さらに8番・今宮健太の中前適時打で6-0。7回は近藤の適時二塁打などで再び2点を追加し、8回にもダメ押しとなる4点を加え、終わってみれば11得点。近藤はソロ本塁打を含む4打数3安打2打点をマークし、打率は.302まで上昇した。

 14安打11得点と繋がりを見せたソフトバンク打線について、10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏も「効率の良い点の取り方をしましたよね」と躍動した打線にフォーカス。

 特に3回の攻撃を挙げながら、「甲斐選手のホームランの後に1番・三森選手から3番・柳田選手までの3人でヒット1本で得点を奪うことができた。このような得点の取り方ができてくると、本来の強さが出てきますよね」と語り、進塁打や犠飛を絡めて得点を奪った攻めを称えた。

 続けて「得点を取るために必要なアウトを各打者が意識してやっていければ、凄い選手はたくさんいるので、得点力が必然的に上がってくると思います」とし、さらなる得点力向上のポイントについてもコメントした。

 また、自身の誕生日でもある8月9日に双子が誕生し、この試合でも3安打2打点と大活躍を見せた近藤健介には「逆方向に振りきるイメージが無かったので、あのホームランは凄かったですね」とパワフルな打撃に熱視線。

 最後は「逆方向にも大きな打球が増えてくると、いよいよ手が付けられなくなると思います」と続け、97試合の出場でキャリアハイを大幅に更新する17本塁打をマークしている今季の進化も強調した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

この記事を書いたのは

矢田悠輔

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