オリックス・西川龍馬 (C)Kyodo News

◆ 打てるゾーンは広いが「本来は悪球打ちの選手ではない」

 オープン戦打率.077(28-2)と打撃不振に陥っているオリックス・西川龍馬。9日から5試合連続無安打と未だ本来の姿が見えない不調の原因を、17日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』に出演した解説陣が分析した。

 佐伯貴弘氏は「広島時代から、調子が良い時はストライクゾーンの3×3の9マスで勝負する打者だが、どうもこのオープン戦を見ていると、調子が悪い時のようにゾーンの外枠を含めた5×5の25マスで勝負してしまう」と解説。「西川の悪球打ちの印象は、あくまでも追い込まれてからやっていた結果。あの場面だけが切り取られてピックアップされてしまうが、本来はあのような球を打つ選手ではない。追い込まれて25マスになるのは仕方ないが、今は追い込まれる前からやってしまっている」と述べ「西川は外枠の球にもバットを当てる技術はあるが、その打球をフェアグラウンドに入れてしまっている。もう一度9マスにこだわって打撃をしてもらいたい」と助言を送った。

 谷繫元信氏は、捕手の視点から「25マスになるということは、勝手に崩れてボール球も打ってくれるということ。攻める側からすると嫌な部分はあるが、楽な部分もある。常に嫌な部分だけを出すようにするには、追い込まれるまでは頑張って我慢して、9マスの中だけを打つようにする。技術はもっているので、十分に打率は残ると思う」と語った。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』

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ベースボールキング編集部

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