ぎふしん長良川球場で行われたカード初戦、中日は1-1の引き分けに終わった。先発は新助っ人左腕のカイル・マラー。初回、2奪三振と上々の立ち上がりを見せると、6回まで広島打線をたったの1安打で抑える。しかし1点リードの7回、先頭打者に内野安打を許すと、一死三塁のピンチを招き同点に追いつかれる。8回にも二死一、三塁とピンチを招いたところで降板。代わって登板した齋藤綱記が火消しに成功。その後はお互いの救援陣が0を並べ、試合は延長12回の引き分け。マラーは8回途中4安打1失点の好投で、勝敗はつかなかったものの試合をつくった。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者を務めた谷沢健一氏は、マラーの投球に対して「立ち上がりから崩れそうにないというか、ピンチを迎えても決め球のチェンジアップで仕留めにいける。計算できる投手だと感じた」とコメント。さらに「器用ですよね。ストレートも力があるし、チェンジアップ、スライダー、カットボールも両サイドに投げ分けられるし、今日の100球は自信になるのでは」と太鼓判を押した。
同じく解説者を務めた坂口智隆氏は「背が高くて角度がある。球も強いし、緩急が効く中でストライクゾーンで勝負できる。かみ合ったらすごく勝てる投手だと感じた」とこちらも高評価。番組MCの真中満氏に「コントロールが良いということで安心感がありますね」と振られると「カープにいたジョンソン投手のよう」と評した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』